マルチプレックス スケールパーツ(その1)計器盤

昔懐かしい(?)マルチプレックス社製のスケールパーツが少量ですが入荷しました。

本家ドイツのマルチプレックス社のHPを探しても見当たりませんので絶版品と思われます。
現物はかなりの間休眠していたもののようでビニール袋や口紙には時代感がただよっています。

そんな細かいことは気にしない、とにかくこれを探してたんや!とおっしゃる方、ぜひご一読ください。

まず今回ご紹介させていただくのは計器盤シリーズです。
サイズは1/3スケールのグライダー用1/4スケールのグライダー用、そして1/5のグライダー・軽飛行機用の3種類です。

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すべてこのようなビニール製の袋に入っています。
写真は一番大きな1/3スケールのグライダー用計器盤セットです。
1/4スケールのものも大きさが異なるだけでほぼ同様の内容です。

中身はと言いますと、今日ご紹介する3種類はすべて同じスタイルで、プラスチック成型のベースとステッカータイプの計器盤が入っています。この計器盤は打ち抜き加工がしてあるので、丸くハサミで切り取る必要はなく、きれいに丸い形に取り外すことが出来ます。

 

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1/3サイズグライダー用計器盤のアップです。
クリックして拡大画像を見ていただくとお判りのように、細部までくっきりと再現されています。
サイズは1/3サイズの場合、大きい方が直径24mm、小さい方が直径16mmです。

1/4サイズはこれより少し小さく(当たり前ですが)、大きい方が直径18mm、小さい方が直径12mmです。

 

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このメーターパネルを貼り付けるプラパーツのアップです。
メーターを取り付けるダミーのビスも再現されていますね。
中央に見えるのはボリュームつまみやレバー類のパーツですね。

 

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一方、こちらは1/5サイズのものです。
1/3、1/4サイズがグライダー用と銘打っているのに対し、こちらはスケール機用となっています。
大きい方が直径約14mm、小さい方が直径約10mmです。

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これは上の黒いステッカーの裏面(裏紙)です。
各メーターの説明というか、名前が書かれています。この中にはタコメーターとか油圧計なども含まれていますので、グライダー以外に1/5クラスの軽飛行機などのスケール機に使う事が出来るということですね。

 

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こちらは1/5サイズのプラスチックパーツです。このサイズのみ、プラスチックパーツが2セット入っていますのでお買い得?とも言えます。

 

ご紹介したマルチプレックス製スケールパーツ、まだご紹介していないものが残っています。
キャノピーに取り付けるスライディングウインドウやハーネスキットなど、少量ですがこまごまとしたものがあります。
次回をご期待ください。

売り切れごめん、早い者勝ちですよ。

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ぜひサマーセール会場にお越しください。

 


ルミナ箱開けレビュー(最終回)

PILOT ルミナ箱開け、4回目は最終回ということで、キットに入っているメインギアや小物をレポートしましょう。

 

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まずはメインギア、写真のように白く塗装されています。材質はカーボンではなくジュラルミン製です。
胴体にはねじ止めで、タイヤ側にはスパッツ(ホイルパンツ)を固定するネジの穴が開いています。

 

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そのスパッツはカウリングと同じグラス製で、オレンジの塗装済みです。
スパッツに入るのは直径55mmのスポンジタイヤ、もちろん付属しています。

 

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スピンナーはというと、プラスチック製の直径57mm、バックプレートはアルミ製のしっかりしたものが入っています。

 

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その他の小物は、FRP製のコントロールホーンやボールリンクアジャスター、ラダーリンケージ用のワイヤなどリンケージパーツ一式、テールギアと30mm尾輪、そしてたくさんのビス・ナット類が入っています。
左端はメインギア用の55mmスポンジタイヤです。

既に飛行されているお客様から聞いた話では、ルミナは切ったり貼ったりの部分が少なく、ねじ止め部分が多くなっているので思ったより短時間で出来上がってしまうそうです。
それだけキットとしての完成度が高いという事になるのでしょう。

ここでちょっと注意していただきたいことがことがあります。それは、これまでのOK模型のARFスポーツ機(エンジンまたはエンジン・電動両用モデル)にはほとんど燃料タンクが入っていたのですが、このキットには入っていないという事です。ですから、エンジン仕様で組み立てる方は、前もって使用するエンジンに見合った容量のタンクを用意しておいていただく必要があります。

 

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最後にステッカーです。

ビニール袋に入ったまま撮影していますので少々ボケ気味に映っていますがお許しください。実物はくっきりと印刷されています。
これには、主翼に貼る大きなロゴが一つ、胴体側面に貼るロゴが二つと、あとは細かなロゴがたくさん入っており、PR写真と同様の仕上がりにすることが可能ですね。

以上で4回にわたってご紹介したルミナの箱開けは終了です。

細かいところに気配りがされ、キットとしての完成度が高く、飛行性特性もまろやかなルミナをぜひお楽しみください。

 

 

 

 


ルミナ箱開けレビュー(その3)

OK模型の70クラス スポーツスタント機「ルミナ」の箱開け紹介、第三回は主翼と尾翼です。

 

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まずは主翼から。
写真の手前(下)が上面のパターン、奥(上)が下面(裏側)のパターンです。
裏面はグライダーなどによく見られる白と濃紺の太いストライプで、色彩よりもコントラストの差を大きくつける事で下から見上げた時の視認性をアップしています。

 

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裏側にはエルロンサーボ用のハッチ穴が開いています。
サーボは標準サーボが指定、横置きに搭載します。
エルロンホーンの入る溝はカット済です。

 

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中央部です。
位置決めをするノックピンも取付済みですから、主翼中央部分の工作は”なし”です。

 

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左右の主翼は胴体を挟んで、中空カーボンパイプで連結します。
ちなみに、カーボンカの直径は16mm、長さは560mmの長いものです。
主翼の固定は胴体の内側から4mmナイロン製蝶ネジで止める方式です。
カンザシのすぐ後ろにある小さな穴が蝶ネジのネジ穴です。

 

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次は水平尾翼。
こちらは上面(表)になります。
胴体への取付はエレベーターを取り外して尾翼取付穴に差し込んで接着します。
胴体との接着部分のフィルムは前もって剥がしてありますので、手間が省けて助かります。

 

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尾翼裏面のパターンはこんな感じです。

 

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先に延べましたがエレベータ―は左右連結になります。
箱には写真のような状態で入っていますので、一旦バラバラにし、水平尾翼を胴体に接着してから左右連結のピアノ線とヒンジを使って水扁尾翼に取り付けます。
もちろん裏面も中央部の接着部分のフィルムは剥がしてあります。
またラダーやエルロン同様、コントロールホーンの入る溝はカット済です。

今回ご紹介しました主尾翼もそうですが、このルミナは切ったり貼ったりする工作個所が非常に少なく、かわりにねじ止め部分が多くなっています。そのため、すでに当店からお買い上げいただいたお客様からは「驚くほど速く出来上がった」との声も寄せられています。

次回は最終回、メインギアや小物パーツのご紹介です。

 

 

 

 


ルミナ箱開けレビュー(その2)

 OK模型の70クラス スポーツスタント機「ルミナ」の箱開け紹介、今回は胴体まわりをチェックします。

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カウルの下からラダーまで伸びたターコイズブルーのラインが新鮮で、すっきりしたデザインの胴体です。
最近は実機のアクロ機をモデルにしたスケール機やスケールもどきのデザインが多い中、いかにも模型飛行機というスタイルのルミナに私は好感が持てます。
箱にはカウルがついていない状態で入っていますので、全体のラインをご覧いただくためにカウルを仮に付けてみました。

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機首まわりはこんな具合です。
右の方にメインギアの取付穴が見えます。

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カウルの材質はグラスファイバーで軽量に仕上がっています。
有難いことに両サイドの空気取入口は前もって開けられています。

 

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コックピット部分は最近の電動対応機の例にもれずバッテリーの着脱ろ考えて大きくオープンします。
このパーツはスモークブラウンのキャノピー部分から前端までがプラスチックの一体成型で、キャノピーの透明部分だけを上乗せするタイプと違って胴体との間に段差がなく非常にすっきりとしています。
当然、オレンジ色の部分は塗装仕上げですが中にグレーの下塗りがしてありますので透けて見えることがありません。でも、ここまで細かい気配りをするなら中に見えるベニアの枠もグレーか黒に塗って欲しかった(@_@)

 

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キャノピーの取付ですが、前はグラス(FRP)製のツメを胴体の溝にはめ込んで前方にスライドさせ・・・・

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後方をキャノピーラッチで止める方式になっています。

 

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続いて垂直尾翼を中心とした胴体後半を見てみます。
ここで水平尾翼の取り付け穴の前の四角い穴が気になります。

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黄色の矢印部分ですが、これはエレベーターサーボの取付穴です。
したがってエレベーターはサーボからの直リンケージです。
但しエレベーターは左右連結されていますのでエレベーターサーボは1個です。
ですから反対側の胴体には四角い穴は開いていません。
一方、ラダーは胴体内のサーボから両引きワイヤーでのリンケージとなっています。
ピンクの線で囲まれた中の黒い部分がワイヤの出口でパイプが取付済です。
エレベーターとは違って、ワイヤの出口は反対側にも開いています。

 

次回は主翼と尾翼を見る事にします。
その後が最終回で、小物パーツのご紹介をさせていただきます。
長くなりますが最後までお付き合いください。


ルミナ箱開けレビュー(その1)

久々の箱開けシリーズ、今回から連続してPILOTルミナをご紹介しましょう。

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この機体は当店のカタログページでご紹介させて頂いています通り、70クラスのスポーツスタント機です。

70クラスのスタント機は、2mx2mのフルサイズスタント機より小ぶりながら、F3Aスタント(曲技飛行)を練習するのにうってつけという事で今人気のジャンルで、最近は70クラス・スタント大会もあちこちで開かれるようになってきています。

さて、このルミナ、構造はバルサやベニアの骨組みにフィルム貼りで仕上げた胴体、主尾翼で構成されるARF機で、下写真のようなパーツ構成となっていますが、今回はちょっと細かい点まで踏み込んでレポートさせていただきます。

Lumina-hakoake400

 

まず、今回私が一番気になったのが「電動パワーでもエンジンパワーでも搭載できる」という点です。
そのためにどんな工夫がされているのか気になるところですので、突然ですが一番のポイント、マウント周りについてのレポートから始めさせていただきます。
もちろん、箱開けの定番、主翼や胴体についても次回以降でご紹介しますのでご安心ください。

 

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さて、こちらがマウントを取り付けるルミナの胴体前端の第一胴枠とモーター用マウント(左)とエンジン用マウント(右)です。エンジン用マウントの方が少し色が暗く見えるのは耐燃料塗装が施されているためです。

 

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マウントを裏側から見たところです。
飛び出しているタブを胴枠の溝にはめ込み、4本のネジで止める構造です。
電動の場合はこのままでいいでしょうが、エンジンの場合はマウントを胴枠に接着してしまうようにしないと強度の点で心配な気がします。

 

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エンジン用マウントのクローズアップです。耐燃料塗装が施されているのは先に説明した通りですが、写真で少し黄色く見える、第一胴枠への取付板前面は補強の為に薄いグラスの板が張られています。また外側のコーナーにはバルサ三角材の補強を入れるなど、マウントの強度を高める細かい工夫がされています。

 

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胴体に仮付けしてみました。
こんな感じで、エンジンは倒立に搭載することになります。

 

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電動用マウントの前面はこんな感じ。
メーカー推奨のER-412052dBMモーターの取付ネジ位置に合わせた穴あけがされています。

 

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仮付けしたところです。

この部分にはFRP(グラスファイバー)のカウリングを被せますが、カウリングについては次回ご紹介させていただきます。