Tahmazo ユニバーサルピニオン抜き

今回は、モーターシャフトにはめ込まれたピニオンギアなどを抜くのに便利な、
Tahmazo ユニバーサルピニオン抜き(「ピニオンプーラー」ともいいますね。)
を実際に使ってみようと思います。

Pinion-1
手近にあったモーターで、チャレンジです。

Pinion-6
Tahmazo ユニバーサルピニオン抜きには、
0.9mm、1.9mm、2.9mmの3種類のシャフト押しピンが付属していますので、
モーター軸径1mmから6mmまで幅広く対応できます。これが便利なんですよね。

Pinion-9
ピンは、付属のイモネジと六角棒スパナで超簡単に交換できます。
今回のモーターはシャフト径が2mmでしたので、
3本のうち真ん中の太さ、1.9mmのピンを使用しました。

A1561_I3
※イモネジの締めすぎに注意してくださいね。
固定ではなく、あくまでも抜け止めです。

Pinion-7
では早速、プレートをギアとモーターの間にはめ込んで

Pinion-8
本体の溝にスライドさせて

Pinion-2
クルクルっとピンをシャフトに向けて下ろしていきます。

Pinion-3
ピンとモーターシャフトの中心があうように、慎重にあわせます。

 

Pinion-4
合わさったら、慎重に、時々ピンやシャフトを確認しながら
レバーをまわしていきます。ピンがシャフトではなくギアに引っかかっていると、
いくら回しても抜けませんので、必ず確認しながら作業して下さい。

回す時の感覚は、
ワインのコルクを抜くようで、ちょっと気持ちよかったりします。(笑)

Pinion-5
シャフトもギアも傷つけることなく、無事にピニオンギアを抜くことができました。

ただ、このピニオンギア、
シャフト径やギアの材質、シャフトとギアの接点が錆びている、などなど、
色々な要因により、ものによっては、抜けにくい、また抜けないものもあります。

そんなモーターにコレを使っても、どれだけ力を入れても抜けなかったり、
ピンが曲がってしまったり、最悪折れてしまうこともあります。

ですから、お手持ちのモーターの状態をよくチェックされてから、また作業時には慎重に作業なさって下さい。

ちなみに、取扱説明書は、こちらからもご覧いただけます。
また、交換用のピンのセットも販売しています。
Tahmazo ユニバーサルピニオン抜き用 替ピンセット

ちゃんと使えば、いいシゴトしてくれるヤツですよ。
ぜひ、あなたの工具箱に仲間入りさせてあげて下さい。