ラジコン飛行機を飛ばしたい!

今回はいつもとはちょっとかわった趣向でお届けします。

実はグライダーをはじめとする数多くのOK模型の機体を設計されている高松利充さんがご自身のブログでラジコン飛行機の入門者向けの記事を掲載されているのを知ったんです。

拝見しますと、長年にわたり多くの機体を設計、製作、テスト、そして競技会やご自身の趣味としてのフライトも楽しんでおられる氏が、機体の組立からプロポのセッティング、飛行のアドバイスに至るまで、入門者のかたに判りやすく解説されているものでした。

「ラジコン飛行機を飛ばしたい」というタイトルですから、入門者向けのように思っていたのですが、実際に読み進めて行きますと記事の中にはベテランでもあっと思うような、プロならではの技やノウハウ、ネタがあちこちにばらまかれているほか、氏が手掛けておられるキットの説明書などの限られたスペースでは書ききれない多くの情報なども盛り込まれているなど、入門者の方はもちろんの事、それ以外の多くの方にも読んで頂きたい記事になっていました。

なかなか読み応えのある内容です
ぜひ一度目を通していただきたいと思い、ご紹介させていただきます。

その前にちょっと!
今回ご紹介するブログの題材として取り上げられているのが「PILOT シークアーサー(ARF完成モーターグライダー)」です。
ただ今当店ではこの「PILOTシークアーサー黄」のブログ掲載特別キャンペーンを実施しています。
この記事をご覧になって興味が沸いたかたは、ぜひこの機会に手に入れられては如何でしょうか。

それでは高松さんのブログです。
記事は全部で11回構成の力作ですから、索引代わりに各回の概要をご紹介するとともに高松さんのブログに直接リンクさせて頂いています。

・ラジコン飛行機を飛ばしたい。
入門者はどんな機体を選べばよいのか、なぜPILOTシークアーサーを教材にしたのか、その理由がわかりやすく具体的に説明されています。

・PILOTシークアーサーを組み立てる
全9回にわたる組立て解説の第一回は主翼組み立ての準備編。
必要な道具やフィルムの扱い方をわかりやすく解説。

・PILOTシークアーサーを組み立てる 2
外翼と翼端パネルの接合から胴体にカーボンパイプを取り付けるまで。

・PILOTシークアーサーを組み立てる 3
胴体へモーターマウントを取り付け、水平尾翼と垂直尾翼を接着、そして中央翼の仮取付まで。
入門者でなくとも役立つネタがいろいろと出てきます。

・PILOTシークアーサーを組み立てる 4
尾翼とサーボトレーの取り付け。
特に尾翼は正確に接着しないといけません。大体の見当をつけて一発でいい加減に接着してしまうと取り返しのつかない事になるかもしれませんので、そうならないように作業を進める方法が書かれています。
また、エポキシでの接着個所をきれいに仕上げる技も出てきます。

・PILOTシークアーサーを組み立てる 5
リンケージの方法です。サーボを推奨のTS-1036にするという前提で、先にプッシュロッドを完成させる方法をとっています。
キットの説明書は色々なサーボを使う場合を考えた手順が書かれていますが、ここは敢えて説明書とは違った、いわば高松さんのいつもの方法を書かれているのが興味深いです。
また、プッシュロッドに使うピアノ線の先端のZ曲げの方法も面白いですね。
最後は、今回の例題にプロポのFUTABA T6Kを選択された理由を説明されています。

・PILOTシークアーサーを組み立てる 6
プロポを使ってリンケージを完成させる手順です。
送信機のスイッチを入れるところからコントロールホーンの接着、サーボトレーの接着まで細かく説明されています。

・PILOTシークアーサーを組み立てる 7
今回は内容が多彩です。中央翼と外翼の接着にはじまり、キャノピーの仕上げ、ESC(スピードコントローラー)へのコネクタハンダ付け方法、そして受信機、リポバッテリーを胴体の中に積み込むまで、細かく解説されています。
ここまでで機体の製作は完了です。

・PILOTシークアーサーを組み立てる 8
リポバッテリーの充電とプロポの設定の説明です。
使用するプロポはFUTABA T6K、このプロポの液晶画面の写真を使って飛行に必要な項目の具体的な設定方法をステップバイステップで細かく解説されていますので、コンピュータープロポは苦手だとか、初めてプロポを設定する、という方には大変貴重な解説になります。

・PILOTシークアーサーを組み立てる 9
前回に続きプロポの設定です。安全飛行に欠かせない「フェイルセーフ」の設定方法やテレメトリーを表示させる方法など、いろいろ役立つネタが入っています。
そしてESCのブレーキ設定方法の説明で飛行準備完了となります。

・PILOTシークアーサーを飛ばそう
いよいよ初飛行ですが、ラジコングライダーを飛ばすための場所の選定、安全対策や航空法などの最低限必要な知識から、どうすれば早く飛行が上達するのかを説明。そして基本的な操縦のポイントまで解説されています。

以上、高松さんのブログをご紹介させて頂きましたが如何でしたか。

当店ブログをきっかけに高松さんのブログをご覧いただき、一人でも多くの方がラジコン飛行機の楽しみを手に入れられる事を願っています。
(記事中の写真は(株)OK模型の許可を得て使用しています)

PILOTオリンピア メカ積み完全完成機(2)

トップモデルオリジナルとして販売を始めました「PILOTオリンピア メカ搭載済完全完成機」、今回はメカの搭載内容を説明させて頂きます。

お客様にはここまで出来上がった形でお届けさせて頂きます。(前回述べましたが、タイヤだけは梱包の都合で取り外してお送りします)

写真の機体はOK模型の公式?フィルムカラーリングですが、お好みで「カブイエロー単色仕上げ」「ホワイト単色仕上げ」もお選びいたます。
但し単色仕上げの場合は窓のみ黒色でその他の部分は色分け無しの全面一色の仕上げとなります。(ロゴのステッカーは貼ってあります)

こちらが動力パーツで、左からTahmazo Pro.C A15 スピードコントローラー、その斜め上はアポロモーター(折ペラとスピンナー付き)、右下はTahmazo LP-3S1P1000RE リポバッテリーです。
黄色の矢印で示したところと丸で囲んだ部分にはコネクタが取付済ですが、通常の単品売りで購入された場合はこのコネクタをはんだ付けしなければなりません。これって、ハンダごてが必要なことは勿論ですが、結構技術が必要で手間もかかるんですよ。

動力関係のパーツはこのように機首部分に搭載済です。ブルーのリポバッテリーは、飛行が終わればハッチを開けて取り出して充電をします。

オリンピアに採用しているアポロモーターは、モーター部分が先端の銀色スピンナーの中に入っている独特の構造になっています。
また、プロペラは写真のように折りたたみ式で、モーターが回るとちゃんと開いて回り、モーターが止まると写真のように後ろに畳まれます。ですから、モーターを止めて着陸する時にプロペラが地面に当たって傷ついたり折れたりすることが少なくなります。

胴体の中央、主翼を取り付ける部分の中はこんな具合です。

オリンピアは左右の方向をコントロールするラダーと上下方向をコントロールするエレベーターの二つの舵を動かしますので、サーボ(白い円盤のついているパーツ)が2個必要です。サーボはTahmazo TS-1036を使用しています。
その右、黒い箱は受信機になります。

この受信機はオプションでフタバ6Kフタバ10J送受信機セットに含まれているもので、ご注文時に同時にお選びいただけます
その場合は、サーボやスピードコントローラーなどとの接続も済ませたうえに、当社で舵の動きの幅(舵角)をキットの指定通りに設定してお届けさせて頂きます。

尾翼はもちろん胴体に取付済みとなっています。
舵を動かすサーボと舵は黄色い紐でつなぐ「ワイヤリンケージ」になっています。これも長さを合わせるにはチョットしたコツが必要で、慣れないとなかなか難しいのですが、すべて工場でセット済になっています。

今回説明させて頂きました「PILOTオリンピア メカ搭載済完全完成機」お値段の方ですが、必要なパーツをお得なトップモデル価格で揃えたうえで、キットの組み立て、フィルム貼り、コネクタのハンダ付けからモーターやサーボの取り付け、そしてリンケージなども終わってこの値段、35,000円ですから、買ってすぐに飛ばしたいというお客様には随分お買い得なうえに便利な商品だと思います。

飛ばし易くて高品質な練習機をお探しの方は、ぜひ「PILOTオリンピア メカ搭載済完全完成機」をご検討ください。

さてここで当店のお盆、夏季休業のご案内をさせて頂きます。
当店では8月11日(土)から8月15日(水)まで休業、8月16日(木)から通常営業とさせて頂きます
休業期間中に頂きましたご注文は8月16日より順次出荷させて頂きますので、宜しくお願い致します。
なお、当店休業前の8月10日午前11時までのご注文(クレジットカード、代金引換、または銀行振込でご入金が確認できたもの)は当日出荷させて頂きます。
お買い忘れや急な入用がございましたらどうかご利用下さい。

PILOTオリンピア メカ積み完全完成機(1)

東京オリンピックまであと2年、マスコットが発表されるなど五輪気分も徐々に盛り上がってきているようですね。

それにちなんで、という訳では無いのですが、本日取り上げますのはOK模型の練習機「PILOT オリンピア」の話題です。

このPILOT オリンピア、「バルサキット」を初めて作る人のために主要部分、それも初めてキットを製作する人が間違えやすい箇所や組立てが難しいところを予め工場で製作済みとしてある、完成機でもバルサキットでもない珍しいキットなんです。

また、バルサキットですから最後はフィルムを貼って仕上げる必要がありますので、そのフィルムも初めてキット造りにチャレンジされる方向けに貼りやすい形にカットした専用フィルムを用意するという具合に念が入っています。

作り易いように考えられたキットとは言っても、バルサキットを組むとなればそれなりの工具もいろいろ必要ですし、接着剤もいろいろと買い揃えなければなりません。そのような準備にかかる費用もなかなかバカに出来ない金額になりますね。
そんな訳もあってか、キットの組み立てに取り組む自信はないが、とにかく飛ばし易い練習機が欲しいとおっしゃる方もおられるようで、当店にも「オリンピアを完成機として販売して欲しい」というご要望が少なからずありました。

そこで当店ではオリンピアの練習機としての飛ばし易さをより多くの入門者の方に体験していただきたいと言う思いも込めて、このPILOTオリンピア メカ搭載積み完全完成機をお届けする事にしました。

それではどんな状態でお渡しするのかをざっと説明させて頂きます。

まずこちらが胴体です。
このようにOK模型のキットからバルサ材を組み立てて形にした後、フィルム貼り仕上げをして完成済としてあります。(但し梱包輸送の都合でタイヤは脚から外してお届けします)
もちろんモーター、プロペラ、サーボなども取付済になっています。

こちらは主翼です。
オリンピアの翼は幅1420mmもあるのですが、完全完成モデルでは写真のようにフィルム貼りまで行った後、合計4枚の翼パネルを接合して完全に一枚に仕上げてあります

このぐらいの大きさのARF半完成機の場合は、お客様の手で主翼をつながないといけないものが多いのですが、この部分を強度を損なわず、しかも正確に接着してつなぎ合わせないと翼が空中分解したり、飛行時に大きなクセが出る原因になります
ですから主翼を完全に一枚につなぎ合わせて完成してあるという事は、組み立てに自信がないお客様にとって大きなメリットがあると自負しています。

機体の概要をざっと説明させて頂きましたが、次回はメカの搭載はどのようになっているのかを詳しく見ていただくことにします。

さて、ここでお知らせです。
明日、8月4日(土曜日)当店は臨時営業致します。
午前11時までのご注文(クレジットカード、代金引換、または銀行振込でご入金が確認できたもの)は当日出荷させて頂きますので、どうかご利用下さいますよう、よろしくお願いいたします。

シラントロ2m こだわりの小技(2)

先週に引き続き、シラントロ2mの空気抵抗を少しでも減らしたいというこだわりのアイデアをご紹介させて頂きます。

こちらはオリジナルのシラントロ2mのフラップホーン部分です。
キットでは、写真に見える黄色いプラスチックの成型部品でフラップホーン部分をカバーして、プッシュロッドやコントロールホーンを中に隠して空気抵抗の減少対策としています。
これでも結構細かい部分へのこだわりと言えるんですが、このカバーの出っ張りが気に入らない!というかたもおられるんですねー。

こちらはフラップ下げの状態です。

図面でフラップホーンカバーの断面を見るとこのようになっています。
カバーの中は結構ごちゃごちゃしていますのでこれをカバーする事で翼上面の気流をきれいに流すという事ですね。

で、どうするのかっていうのが、この写真です。
フラップは上げ位置になっています。この時、確かに翼の表面にはほとんど突起物がありません。
なお、カーボンプレートは開口部を最小限にするためのカバーと補強を兼ねたものだそうです。
さてここで、青い矢印に注目して次の写真をご覧下さい。

フラップを少し下げてもらいました。
青い矢印の所にピンヒンジの継ぎ手が後方に移動し、鳩目が少し見えてきました。

更にフラップを下げてもらいました。
はっきりとピンヒンジが見えてきました。
でも主翼上面にはほとんど何も飛び出していませんよね。

ところで、何でここにピンヒンジが?
実はピンヒンジをコントロールホーン(兼クレビス)として使っているんですね。
その作り方を聞いてきましたので、その作りかたをご紹介させて頂きます。

製作にはこれ、PILOTピンヒンジSを使います。

まず、ピンヒンジの両端を2ヤマ、カッターナイフで切り取ります。
上が製品、下が切り取ったところです。

先を切り取った切り口の一方に直径1.2mmの穴を、ピンバイスなどを使って開けます。深さはリンケージ用の1mmピアノ線がしっかり入るよう7㎜ほど、しっかりと開けます。

この穴に1mmピアノ線のプッシュロッドを差し込んでプッシュロッドとコントロールホーンを一体で作り上げるのですが、その前にピアノ線のサーボホーン側をZ曲げにしておくと共に、ピンヒンジ部分も含めてプッシュロッド全体の長さをきっちりと決めておく必要があります。
この時、ピンヒンジの鳩目の位置は少し上の3枚の写真の青い矢印の位置が目安となります。
プッシュロッド全体の長さが決まれば、OKボンドMPFXなどの低粘度の瞬間接着剤をピアノ線とピンヒンジの間にしみこませてピアノ線を固定するとプッシュロッドの出来上がりとなります。
言うまでもないと思いますが、ピンヒンジのピアノ線がついていない方はフラップに取り付けます。
また、後縁材とピンヒンジが干渉する部分はバルサを削っておく必要があります。

どうですか。バルサキットは自分で組み立てる苦労と手間がかかりますが、作る際の自由度が大きいため、独自のアイデアやこだわりをつぎ込むことが可能です。それが趣味としてのラジコンの楽しさだとおっしゃるマニアもたくさん居られます。
これまでキットからラジコン機を作ったことがない皆さんもオリンピアなどでキット製作にチャレンジされては如何でしょうか。

 

シラントロ2m こだわりの小技(1)

今年1月に発売されたOK模型のPILOT シラントロ2m、あちこちの飛行場で目にする機会が増えてきました。

そんなシラントロ2m、組み立ては難しいものの競技会レベルの高性能を持ったマニア向けのキットということで、こだわりのマニアは「エッ、そこまでやるの」というような細かいところまで、それこそコンマ1秒でも滞空時間を稼ぐための改造をしておらるようです。

そこで今回の題材は、某競技会で見かけた一機に注目、空気抵抗を少しでも減らしたいと思っておられる皆さんにそのアイデアをご紹介させていただきます。

まず最初は簡単かつ定番ともいうべき、ビスの頭の出っ張りを無くして空気抵抗を少なくする方法です。

まず、こちらはシラントロ2mの主翼を胴体に固定するボルトです。


キットには長さ30mmと25mmのトラスビスが入っていますが、この機体ではキャップスクリューに替えています。左がキットに入っているトラスビス、右がキャップスクリューです。

キャップスクリューは頭の部分を翼(中央リブ)の上面とツライチになるように埋め込む必要があります。そのための工作は、主翼取付ビスの穴を、キャップスクリューの頭が入るように直径6.1mmに拡げます。そして深さはキャップスクリューの頭と中央リブの上面がツライチになるまで彫ります。

主翼止めビス(後方)の様子です。ビスの頭の出っ張りは無く、すっきりしていますよね。

続いて、こちらはシラントロ2mの尾翼部分です。
こちらの水平尾翼取り付けビスを見てください。
赤く見える2本のビスです。

このようにキットに入っているトラスビスを皿ネジに変更してビスの頭を沈めることで表面の出っ張りを無くしています。

左がキットに入っている3x10mmのトラスビス、右が皿ビスです。

もちろん尾翼の穴はサラビスの頭に合わせて少し斜めに削っておく必要があります。また、使われているのは尾部の重さを少しでも軽くするためにラジコンカーに使われているジュラルミン製のビスだそうです。

今回は材料さえ揃えば簡単に出来る小ネタをご紹介しましたが、次回はもう少し手のかかる、そして空気抵抗の低減にはより効果があると思われるフラップホーンの改造をご紹介させて頂きます。