SPORT-1の組立て 2

Sp9_1 翼は、バルサリブ組みフィルム仕上げになっています。
フィルムは、エンビ系のフィルムで、裏に粘着性のあるものになっています。

Sp11 組立ては、現在の完成キットと同じようになっています。
エルロンサーボの取り付け位置のフィルムをカッターで切り取ってしまいます。

Sp12 フィルムが、少しゆるくなっているので、アイロンを使って緩みをとっておきます。
エンビ系のフィルムは、暖めて冷えるときに縮む特性があります。
写真のようにアイロンにソックスをつけておくとフィルムの表面が傷つけずに処理をすることができます。

Sp13 カンザシは、今の機体と違って竹製の物が使われています。
長さの中心を計って印をつけておきます。

Sp14 片側にエポキシをつけて差し込みます。
差し込む前に竹製のカンザシの先端を少し丸めておくと入れやすいようです。

Sp15 片側のカンザシの接着ができたら両翼を接着しますがその前にエポキシがはみ出ても汚れないようにマスキングテープを貼っておきます。
接着面にエポキシをたっぷり塗って両翼を接着します。
はみ出した接着剤は、アルコールをしみこませてティッシュなどでふき取っておくとよいでしょう。
このあたりは、現在の完成機の組立て同じ要領です。


SPORT-1の組立て 1

早速、組み立てる事にしました。

Sp5_1 胴体は、ABS樹脂製でベニア製のサーボマウントが組込み済みになっています。
サーボは、標準サーボが搭載できるようになっています。

Sp6_1 アルミ製のエンジンマウントも取り付け済みになっています。
ABSの胴体を金属製の取り付け板とポリ樹脂系の防火壁で挟み込むようにしてそれにマウントを取り付ける構造になっています。
胴体中央の白いラインは、上下別に成形された胴体を接続する為の部品です。

Sp7_1 メインギアの取り付け部分は、ゴム製の部品が取り付けてあり着陸時の衝撃によりABSの胴体が破損するのを防ぐ構造になっています。

Sp8_1 エンジンカウリングは、ポリ系樹脂が採用されていてエンジンの振動では、割れないようになっています。
切り抜き加工も前もって切られています。

Sp10 保存状態の良いキットとは言え、30年も以前のもので、それもABS製ということもあり、製造元であるOK模型の高松社長に相談してみたところ、「えっ!まだそんなキットを持ってるところがあったんや・・・」と驚きの声が返ってきました。
「大将そんなのよう見つけてきたね」ということです。
胴体がABS製なので、経年変化があるかもしれないし、耐久強度が下がってるかもしれないから、エンジンマウントの付いている防火壁の裏をバスコークなどのシリコン系接着剤などで、補強しておいたほうが安心とのことで、早速たっぷりのバスコークを裏から注入して防火壁を補強しました。
それと、完成してから最後に機体全体をフッ素系又は、シリコン系の保護剤で処理しておいたほうが、耐燃料性や耐紫外線対策になるとのアドバイスをいただきました。


懐かしい機体3番機「SPORT-1」

懐かしい機体の3番機は、本命の「SPORT-1」です。
こちらは、OK模型PILOTシリーズの完成機で25~30年ほど前のものです。
この機体も、昔なじみの模型店の在庫から見つけた物です。

Sp1_2  その店は、70前のおっちゃんがやっていて、狭い店の中には、歩くところが無いほどキットなどが山積みになっています。
「おっちゃん奥の方のキットみせてくれる・・・?」と言うと、おっちゃんがおもむろに手前のキットの箱をどけてくれました。
すると、奥のほうに古ぼけたこの箱が縦置きにおいてありました。
私:「おっちゃんこれ見せてもらっていい?」
店主:「どれ?・・・こんなんまだ残ってたんや・・・」
おっちゃんは、完全にこの在庫が有ったのを忘れていたようです。(^_^;)
そんなこんなで、古い在庫やしと言うことで思いっきり値切って買って帰りました。
Sp2_1 箱は、薄汚れていますが、中身は、ずっと他の在庫の影で光も当たらずにいたので、年代のわりには、綺麗な状態です。

Sp3 中身をだしてみました。
内容は、現在の完成機と同じようにタイヤやスピンナー・リンゲージ関係と組み立てに必要な機体パーツは、一通り入っています。
その中でもちょっと面白いのは、「ラジコンマニュアル」なる小冊子が入っていて、ラジコン飛行機を楽しむための参考書みたいに詳しく色々書いてありました。

これから、この機体の組み立てをしばらく紹介しようと思います。


ヨシ火まつり

3月10日土曜日に瀬田川の唐橋の上流側の両岸で、ヨシのタイマツを燃やす地域イベントがあったので、行ってきました。

Yosi2 このイベントは、地元の自治連合会が主催して、地元に工場がある、東レ滋賀事業場とびわ銀緑と水の基金が協賛して行われているもので、琵琶湖の周囲に自生している葦(ヨシ)で作ったタイマツを燃やします。

Yosi4 午後の7時に点火の合図でいっせいにタイマツに火が着けられます。

Yosi5 一斉に燃える炎が、寒の戻りの寒さのなか暖かく感じます。

Yosi3 夜の川面に写る炎の煌めきがひときわ美しいです。

Yosi1 もう一つのお楽しみは、点火される時間まえに無料で振舞われるうどんと搗き立ての餅です。
これを目当てなら午後6時頃から会場に行くと良いでしょう。
誰でも並べば数のあるうちは、無料でもらえるのでうどん好そこの貴方一度来てみたらいかがですか・・・(^_^)v


テストベンチ

最近は、エンジンをテストベンチでブレークインすることがなくなってしまいました。
OSエンジンなど、機体に積んでいきなり飛ばしながら慣らしをすましてしまいます。
今回、「クラシックミーティング」用に使用するクラシックエンジンを使用するためにテストベンチを作ってみました。

T1_1 作ったといっても、実はテストベンチそのものは、IM産業製のものをASKYHOBBYの新井さんからお借りしました。
昔は、私も持っていたのですが、使わなくなって、さびてしまいいつか、処分してしまっていたのでした。
このテストベンチは、最近では、IMさんも作っていないようで入手できずこまっていたところ、運良くお借りすることができました。

T2_2 ベンチを取り付けている台は、ホームセンターで見つけた安売りの踏み台を使用して、後ろにベンチを地面に固定できるペグをさせるように金具を取り付け、燃料タンクがキャブレターより低くならないようにコの字のアングルに固定しました。
ちょうどより高さの物がなく少し高めになっています。

T3 エンジンは、K&B社の「VECO19」です。
こちらのエンジンも30年以上前のものになりスロットルも特殊なものになっています。

T4_1 写真では、判りにくいのですが、排気口のところに弁が付いていてスロットルと連動して動くようになっています。
この当時には、マフラーをつけるということは、あまり考えていないようです。

T5_1 昔は、このようにして、エンジンのブレークインを飛行場の隅で誰かがやっていたものです。
写真は、撮ってなかったのですが、その後、プラグを現行のプラグに変更して、燃料は、ひまし油系燃料を使ってブレークインを行いましたら、始め手での始動は、なかなか掛からなかったのですが、一度1タンクほど回して、ニードルの調整をいてやると、次から手で簡単に始動してくれるようになりました。
久しぶりに、ノーマフラーエンジンの音と、ひまし油独特の排気の匂いに懐かしさを感じてしまいまし。