「ELECTRIC CADET 1.31m ARF」にブラシレスを積む 1

今月の29日の日曜日に京都市伏見区のKMA飛行場でOK模型主催の「EZカップ」が開催されます。
競技内容は、モーターグライダーの滞空競技と飛行機によるタッチ&ゴー・それに3人一組で行うチームタッチ&ゴーと単独離着陸が出来るようになった初心者から上級者までが参加できる大会になっています。
参加出来る機体もOK模型製だけでなくどこのメーカーの機体でも参加できるという太っ腹なはからいになっています・・・・ヨイショ!(^^ゞ

Aw13 私も参加予定をしているので、機体の準備にかかりモーターグライダーの競技には、以前RCAWの取材用に製作した「ELECTRIC CADET」で参加しようと思い、パワーユニットの変更をしてみました。

Cd2 取材時は、ブラシレス搭載機とブラシモーター&ニッケル水素バッテリー搭載機の比較ということもあり、数年前まで主流だった写真のパワーユニットを使用して組立てたので、上昇力が今のブラシレス&リポ搭載機ほどないので、規定されたモーターランタイムで出来るだけ高高度に持っていきたいのでブラシレスに載せかえることにしました。
Dsc07215s 機体は、当社の機体なのですが、OK模型さんの大会でもあるので、モーターは、OK模型のTahmazoを使用することにしました。
使用するのは、「Tahmazo ER222018d」の2セル専用モーターです。
本来この機体なら、当社の「Cool-Spin C2808-1700」ぐらいが適合モーターなので、ちょっとオーバーパワーですが、短時間で高度をとりたいので、これを使用することにしました。

Dsc07212s モーターマウントは、キットに付属してある、マウントがそのまま使えます。
胴体が細くモーター径がギリギリ入るくらいです。

Dsc07216s 機体が細くモーターを搭載してからESCとモーターコードの接続ができないので、機体に取付ける前にモーターの回転方向の確認をします。
サーボドライバーを使うと受信機が無くても、ESCを動かすことが出来るので、便利です。
ESCの受信機コードをサーボドライバーに取付つまみを1.1に合わしておきます。この位置がスロットルの最スローになります。
この状態で、リポを接続するとESCがピッとなったら徐々につまみを目盛りの大きいほうへユックリ回していくとモーターが回りだすので、回転方向を確認します。
逆回転するようならモーターコードの3本のうちの2本を入れ替えて回転方向をあわして搭載準備完了です。


S1 SWIFT 2.88m ARF

この機体は、実機のエアロバティックグライダー「S1 SWIFT 2.88m ARF」のスケールグライダーです。

Dsc07207 パッケージのもエアロバティックグライダーらしく飛行パターンが書かれています。
スケールサイズは、1/4.5で翼長が2.88mと中型の大きさになります。

Dsc07189 キットの内容です。

Dsc07191 胴体は、ホワイトゲルコートのFRPコンポジットで、アクロ性能を高めるためか、軽量に仕上げてあります。
尾輪とメインギアは、付属していないので、取付ける場合は別途加工が必要になります。
水平尾翼とラダーは、バルサリブ組みバルサフルプランクオラカバ仕上げで軽量で丈夫なものになています。

Dsc07192 キャノピーは、ABSの真空成型された物に透明キャノピーを接着して、付属のベニアで補強するようになっていて、ここでも軽量化が計られています。

Dsc07195  独特の形状をした尾翼は、水平尾翼がビス止めになっています。
ラダーは、アクロ機と言うことでグライダーにしては、非常に大きな物になってます。

Dsc07196_2 主翼は、スチロールコアアベチ張りオラカバ仕上げで、翼長の半分以上の長さのエルロンが付いてエルロン幅も広くなっています。
これもアクロ性を重視したものです。
写真では、判らないですがスポイラーをセットする溝が加工されていて、その部分のフィルムを切って取付けるようになっています。

Dsc07197 翼型は、「HQW 2/12」が採用されています。
断面は、カンバー付きの準対照翼型になっていてこちらもエアロバティックグライダーらしいところです。
Dsc07198 こちらが付属しているスポイラーです。

Dsc07200 主翼のカンザシは、スチール製の物が付属しています。

Dsc07204 その他付属パーツは、リンケージ・サーボ搭載に必要なものは、ロッドからロッドエンド・ヒンジ・キャノピーラッチと細かなところまではいっています。
こちらのキットは、メカープレートは、ベニア製の大きな物が入っていいます。

Dsc07205 デカールは、機体ナンバーとSWIFTのシンボルマークになっていて、カラーリング用のデカールは、付属していないので、パッケージなどを参考にして各自オリジナルで行うようになっています。
組立説明書は、英文のみになっていて、イラスト関係がありませんのが、スポイラー付きのスケールグライダーを作った経験のある上級者の方なら説明書なしでも製作できると思いますが、初めて中型スケールグライダーを組立てるかたには、難しいかもしれません。
スケールグライダーで実機さながらのスロープアクロを楽しんでみては、いかがでしょうか。


E.T.A 1.59m ARF

E.T.A 1.59mARF」を紹介します。
Dsc07152 この「E.T.A」とは、「Electric Trainer Aircraft」の頭文字をとったもので電動練習機とストレートなネーミングの機体です。

Dsc07154 トレーナー機で、ユーザーも初級者が安心して組立安いようにシンプルな構造となっています。

Dsc07155 胴体構造は、初心者のラフな操縦や着陸にも十分耐久性を持たす為にメカボックスから機首にかけては、側板をベニア・底板がバルサを上手く組み合わせてあり主翼から後はバルサの板と角材のトラス構造としオラカバで仕上げて高強度を出しながら軽量に仕上がるようにバランスしてあります。
また、機首部分の上部は、FRP製のカバーになっていて、大きく開きモーターやバッテリーなどのメンテナンスがしやすくなっています。
また、サーボトレイやプッシュロッドが通るガイドパイプも最初から取付けてありリンケージが簡単に行えるようになっています。

Dsc07162 主翼は、バルサリブ組みオラカバ仕上げで一般的なARF機と同じように中央にベニア製カンザシで左右を接着するようになっています。
エルロンもフルエルロンが使われています。

Dsc07165 翼型は、NACA4412が使われて低速でもしっかり浮力があり失速しにくくようにしています。

Dsc07167 尾翼もバルサリブ組みオラカバ仕上げで軽量に仕上がっていて、安定性を重視して、面積も大きくなっています。

Dsc07172 付属品もプッシュロッド・ヒンジ・FRP製コントロールホーン・ロッドエンドリンゲージ関係部品がキッチリ入っています。
ランディングギアは、構造がシンプルいて丈夫なピアノ線に中空タイヤと尾輪なども付属しています。

Dsc07176 デカールは、窓用のほか機体ロゴやラインなど用意されています。

説明書は、TOPMODEL.CZ製の特徴ともいえるイラストメインの説明書になっているので、英語が読めなくても日本製のバルサ製ARF機を組立てたことのあるかたなら十分理解できるものになっています。

この機体には、当社の「Cool-Spin C3223-1200」あたりがお勧めのモーターです。
練習機は、このくらいのサイズの機体が安定が良く最適なのですが、エンジン機の場合騒音等で飛ばす場所がない場合など、音の静かな電動機なら意外な場所が練習に使えるかもしれません。


DORA 1.92m ARF

DORA 1.92m ARF」を紹介します。

Dsc07134s こちらの機体は、中型クラスの軽量ラダー機です。

ウインチやショックコードを使ってのサーマルハンティングから弱風時のスロープソアリングまで幅広く楽しめる機体です。

Dsc07140s 内容は、ピュアグライダーのラダー機のARFのためにシンプルなセット内容となっています。

Doutai 胴体は、ホワイトゲルコートのFRP製となっていて、垂直尾翼も一体成型されています。
メカ搭載スペースは、ユッタリとしているので特に小型のサーボや受信機でなくても十分搭載できるようです。
キャノピー部分もブルーメタリックのFRP製で開口部も広くバッテリーの搭載やスイッチを機体内にセットしたときの操作もしやすいようです。
Dsc07143s主翼は、バルサリブ組みオラカバ仕上げで、ラダー機特有の翼端上半角が付いた軽量でシンプルな構造になっています。

Dsc07145s 翼型は、S3021を採用、翼面荷重もメーカー推奨重量の800gで仕上げると18.26g/d㎡とサーマルでの浮きの良さを確保しています。

Dsc07142s 水平尾翼とラダーもバルサリブ組みオラカバ仕上げの軽量なもので、エレベーターは、T型の水平尾翼自体が稼動するフルフライングタイプになっています。

Dsc07150s ラダー機と言うこともあり付属パーツも少ないのですが、リンゲージに必要なパーツやヒンジ・ロッドなど細かなところまでセットされています。

Dsc07149s DORAのユニークな水玉模様のデカールとイラストメインの解り易い組立説明書です。

2m近い翼長ながら800gと言う軽量に仕上がる高性能サーマルグライダーでのサーマルハンティングを楽しんでみては、いかがでしょうか


CAP 222 1.94m ARF

エアロバティックスケール機「CAP 222 1.94m ARF」を紹介します。

Dsc07096 真っ白な大きな箱の横に機体のイラストが張られたシンプルなパッケージです。

Dsc07098 箱を開けると真っ赤な胴体が目を引きます。

Dsc07100 中身を出してみました。
写真で見るとそんなに大きく見えないのですが、実際には結構な大きさです。

Dsc07112 胴体は、真っ赤なゲルコートのFRPコンポジット製になっています。

Dsc07113 エンジン取付部分とランディングギアの取付部分には、裏からベニアが補強されています。
主翼のフィレットもとても綺麗に成型されています。

Dsc07116 胴体には、パネルラインや、リベットまでがモールドされていて、スケール感をUPしています。

Dsc07108 キャノピーは、透明度が高く綺麗に成型され胴体にピッタリ合うように成型されたFRP製の枠に接着するようになっています。

Dsc07120 特徴的なのは、コンポジット製の胴体の軽量化と強度を出す為に薄いスチロールを貼りその上から再度グラスを樹脂で張り込んむという手の凝った仕上げをしています。

Dsc07110 主翼は、バルサリブ組みオラカバ仕上げの軽量で丈夫なものになっています。
翼型は、NACA64A014を採用しています。
エルロンもエアロバティック機らしく大きなものになっていて、こちらもリブ組みになっています。
主翼の裏面は、紺色になっています。

Dsc07121 カンザシは、太いアルミパイプを使用して軽量化をはかっています。
胴体と主翼の仕上げも良くピッタリと合うようになっています。

Dsc07106 水平尾翼とラダーは、バルサリブ組みでとても軽量に仕上げてあり、どちらも翼型になるように仕上げてあります。

Dsc07118 水平尾翼も左右2分割になっていて取付部分もフィレット形状に仕上げて主翼と同じようにアルミパイプのカンザシで接合するようになっています。

Dsc07105_2 ランディングギアは、ジュラルミン製で一見華奢に見えますが、素材が良いので通常の着陸なら十分強度があります。
スパッツは、胴体同様にFRP製になっています。

Dsc07103 付属のパーツは、メインタイヤ・スケールテールギアからリンゲージに必要なものまで、ほぼ全て入っています。
エンジンマウントは、入っていませんので、搭載するエンジンに合う物を別途用意してください。
ちなみにエンジンは、SAITO180の搭載を例にしていますが、今ならSAITO200や30cc以上のガソリンエンジンも良いかもしれません。
Dsc07123 こちらは、主翼及び水平尾翼のカンザシ・ラダー取付用バルサ材・エンコン用リンゲージロッドとガイドパイプ・エレベーター用プッシュロッドです。

Dsc07125 解り易いイラストの説明書とカラーリング用のカッティングシートです。
特に上のカッティングシートを伸ばすとほぼ機体の全長ほどの長さです。
このカッティングシートを貼っていくと簡単で綺麗に機体を仕上げることができます。

大型アクロバティック機の胴体は、軽量化のためにフィルム仕上げの機体が多くなっているのですが、ちょっとスケール感にこだわったFRP製胴体の機体もいかがでしょうか。