側板に補強材を接着できたら、尾部に水平尾翼を取り付ける部分の補強材を接着します。
こちらも補強材を接着する場合も方向を間違えないように十分に気をつけてください。
次に、胴枠を接着してゆくのですが、ここで部材をシートから取り外すときに注意することを少し紹介しておきます。
OK模型さんのレーザーカットは、非常に高精度にカットされていてシートとパーツをつないでいるカットされていない部分も0.5mm以下で指で簡単にシートから外すことができるのですが、ここでバルサの木目に注意してください。
カットされていない部分が木目と平行になっているところは、そのまま指で押せば簡単に外れてくれます。
大きなパーツだと外れて欲しくないものまで自重で外れてしまうほどですが、カットされていない部分が木目に直角になっているところやベニア材の場合は指で無理に外すと外れずにパーツ材がささくれでしまうことがあります。
このような部分は、小型の刃の薄いカッターで軽く切り込みを入れてやるとプチッと手ごたえが合って綺麗に外れてくれますので、パーツがはずれ難いときは無理をせずにカッターを使用することをお勧めします。
先ず、サーボマウントを説明書にしたがって製作します。
サーボマウントは、サーボの取付ビスを締める所の裏側に補強材を接着します。
説明書にしたがって各胴枠の取付位置を確認しておきます。
まだここでは、胴枠は接着しません。
先ずサーボマウントを指定の位置に確実に側板に対して垂直になるようにシッカリ接着します。
このサーボマウントが左右の側板を接着するときの基準になりますのであわてずにキッチリと接着してください。
癒し系グライダー サフランⅡを作る.3
さて、胴体を製作する上で気をつけないといけないことがあります。
それは、胴体側板を製作するときに同じ方向を2つ作らないように注意することです。
側板に内側に補強剤を接着するときに、左右の側板を上の写真にように魚の開き上体において作業をすると間違わなくて良いでしょう。
補強版を外板にキッチリ合わせて動かないようにして瞬間接着剤を浸透させてゆくきます。
但し広い面の場合は、中まで浸透しにくいので飛鳥サンディングボンドなどを薄く塗ってから接着すると良いでしょう。
機首の部分が接着面積が広くなりますのでこの部分は瞬間とサンディングボンドを併用すると良いでしょう。
それとキャノピー部分を後ほど切り離しますのでこの切り離し部分に接着剤が付かないように注意してください。
このように左右対称に仕上げます。
ここで同じ方向に作ってしまうと瞬間接着剤で作ると後で気づいても修正できませんので、不安であれば接着時間は長くなりますが、昔ながらの木工ボンドを使用しても良いでしょう。
その場合は、接着している間に位置が動かないようにマチ針などで固定しておいてください。
癒し系グライダー サフランⅡを作る.2
先ず製作に入る前に説明書のパーツ表と実際に入っているパーツの確認をしておきましょう。
国産のキットでは、ほとんど無いと思いますが輸入キット等はパーツが不足していたり間違っていたりすることがありますので念のためにチェックしておくと良いでしょう。
一通りチェックがすんだらバルサキットにお決まりの儀式があります。
説明書には、バルサシートのパーツ番号が書いてあります。
プラモデルならランナーに番号が書いてありますがバルサキットの場合はこの説明書の番号図が目印になります。
図面に書いてある番号を各パーツに書き入れておきます。
こうしておくとシートからパーツが外れてしまっても判らなくならなくて良いです。
ここでシートを良く見るとなんとリブだけはレーザーで番号がメーカーで刻印されているではないですか。
これならついでに全部のパーツに刻印しておいてくれ~と思うのは、私だけでしょうか・・・(^_^;)
この作業が終わったら、組立て工程に準じて組み立ててゆきます。
組立ては、胴体からでも主翼からでもどちらでも良いのですが今回は胴体から進めてゆきます。
先ず胴体側面のバルサ材が前後2分割されているのでそれを定板の上で接着します。
部材を先につないで位置決めしてつなぎ目に瞬間接着剤(メーカー推奨はOKボンドFX)を細いノズルで浸み込ますようにして接着します。
定番の上にポリ袋を広げたものを敷いておくと部材が定板にくっつかなくて良いでしょう。
癒し系グライダー サフランⅡを作る.1
桜の便りもちらほら聞こえるようになってきて、ラジコンには良い季節が近づいてきたので久しぶりに新しいグライダーを製作しようと、OK模型さんから新発売になった癒し系グライダー「サフランⅡ」を作ることにしました。
最近は、ARFが主流なので機体をキットから製作してラジコンに入門する方も少なくなったので、バルサキットを作ったことが無い方をメインに紹介してゆきたいと思います。
パッケージは、オールバルサキットでプラ成型パーツもないのでとてもスリムな箱もにコンパクトにまとめられています。
パッケージのなかには、精密にレーザーカットしたバルサ板とリンケージ用ロッド・コントロールホーン・説明書がはいっています。
組立説明書は、原寸図と写真で構成されていて写真の下のその作業工程の注意が書いてありますので先ず一読してみるとよいでしょう。
組立てるときに写真だけを見て説明をしっかり読まずに作業をしてミスをしてしまうことが結構ありますので、作業を進めるときは、説明をもう一度読んでシッカリ理解して作業を行いましょう。