トップモデルオリジナル 機体スタンド

このたび数量限定トップモデルジャパンオリジナル 機体スタンドを発売しました。

パーツはこれだけですので組み立てはアッという間におわります。
特に接着なども必要なく分解も簡単ですので、コンパクトに車などに収納することもできますね。

ちなみに、真ん中に横たわっているメインのグラスパイプは直径15mm、長さ500mmです。

で、組みあがったスタンドですが、実測で翼弦420mm、胴体幅200mm程度までの機体まで載せることができます。

写真のようなロゴをレーザーで彫り込んだトップモデルオリジナル 機体スタンド、飛行場だけでなく、キットの製作、組立からメカ積み、調整など飛行前の準備まで、幅広いシチュエーションでお使いいただけることと思います。

機体スタンドをお探しのかたはぜひこの機会にお求めください。


シリコン充填剤 取扱い開始

グローエンジン用燃料タンクを胴体に取り付ける際、口金(キャップ)の周囲から排気ガスのオイルやキャブレターからの吹き戻し燃料などが胴体内に入るのを防ぐため、口金と第一胴枠のタンク取付穴の隙間を埋めるのにシリコン充填剤は無くてはならないものですよね。

今回、そのためのシリコン充填剤、商品名「バスボンドQ」(コニシ製)の取り扱いを始めました。
上写真はバスボンドQ ホワイトです。

こちらはバスボンドQ クリヤーですね。

白と透明、2種類ありますので、使う場所にマッチしたものをお選び下さい。

ところで、7月、8月の真夏は紫外線が強いのは皆さんご存知のとおりでフライトに出かけるときにはそれなりの対策をとられると思いますが、今の時期、5月も非常に紫外線が強く油断をすると痛い目にあいますのでどうかご注意ください。(上の写真は、以下の文とは関係ありません)

さて、この強い紫外線、私たち人間にとってうれしくないのは勿論ですが、飛行場で強い日光にさらされ続けるラジコン飛行機にとっても大敵なんですよ。

と言うのは、ラジコン飛行機に多用されているプラスチック部品の多くにとって強い紫外線は劣化を早め、最悪の場合ヒビが入ったり割れてしまうなど、良いことは何もありません。

その劣化を遅らせるための裏技が、このシリコン充填剤を使ったコーティングなんです。
やり方は簡単、ほんの少しを布切れに付け、プラスチックの表面に刷り込む感じできれいに拭き上げるだけでいいんです。
コツは塗るというより薄く擦り込み、表面がピカピカ、ツルツルになるまできれいに磨き上げる事。
特にABS樹脂には有効ということです。一度お試しください。
なお、一旦シリコンでコーティングしてしまうと、その部分は接着剤はもちろん、ステッカーなども一切くっつかなくなりますので、コーティングする場所はよく考えてくださいね。

 


シリコンコード/AWG?SQ?

電動模型の製作でお世話になっているシリコンコードですが、当ショップでのサイズ表記がかわったのにお気づきですか。
12Gとか20Gという表示はこれまで通りですが、これに加えてカッコの中にsqという表示がつきました。
これは「スクウェア/square」の略号で、電線(コード)の芯線の太さ(断面積)を表し、電気関係者の間では「スケア」あるいは短縮して「スケ」とも呼ぶのが一般的です。
単位はスケア・ミリメートル、sq.mmで、8スケ=8平方mmということです。
参考までに、計算では芯線部分の直径は約3.3mmという事になります。

一方、模型関係でおなじみの16G(ゲージ)とか12Gと呼ぶのはAWG、すなわちアメリカンワイヤゲージAmerican Wire Gaugeの略号で、こちらもコードの太さを表しています。
写真のようにAWG16とかAWG12とコードに印字されていることが多く、よく目にすることがありますね。
上写真の矢印の先に「8AWG」と書かれているのがこのシリコンコードの規格で、このコードの規格は「8アメリカンゲージ」であるという事を表しています。


こちらはコードの切り口、断面です。このAWGのサイズ表示、ややこしいですが、数字が大きくなるほどコードは細くなるという関係になっていて、写真のように16ゲージより8ゲージのコードのほうが太くなります。
もちろんスケアの方は単純に面積ですから、数値の大きいほうが太いです。

こちらは当店で取り扱っているシリコンコードのAWG対スケア表示の比較表です。何かの参考になさってください。


TOPMODEL スピンナーナット真鍮

スケール機などでスピンナーが付いていない(つけられない)機体のエンジン始動はどうされていますか?

特にコルセア、ヘルキャットなどの第二次大戦アメリカ軍機で空冷エンジンを装備した機体のほとんどがスピンナーを装備していないので、そんな機体ではスケール感を保つためにスピンナーは付けたくないのがマニアの心情ですよね。

その結果、エンジン始動時にスターターの使用で苦労している方が多いようですが、スケール感を損なわずにそんな苦労を解決するのが今回ご紹介する、TOPMODELオリジナル商品のスピンナーナット真鍮です。

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これを使えばエンジン始動にスターターが使えるのは当然ですが、このほかにもスピンナーナット真鍮を使うと、アルミなどに比べて重い真鍮製ならではのメリットがあるんです。

 

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その一つがバラスト(おもり)効果です。
写真のようにスピンナーナット真鍮の重さは約73gもあります。

 

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一方、こちらはSAITO FA56のプロペラナットとロックナットですが、重量は合わせてわずか6.9gしかありません。
その差、何と65g、機首の先端どころかプロペラの前に約65gの重りを付けたのと同じになる訳ですから、重心位置がうしろになり過ぎてお困りの場合、絶大なバラスト効果を得ることが出来ます。

 

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用途はスケール機ばかりとは限りません。
このスタンダードなスポーツ機PILOTコマンダー148は後部胴体にギミックを搭載したため重心が後になってしまったので、重量23gのABスピンナー57mmを取り外し、重量73gのスピンナーナット真鍮に取り替えて重心位置を調節したものなんです。
73-23=50gのバラスト効果ですね!

もう一つのメリットは、重さによるフライホイール効果で、スローの安定性が増すという効能があります。
スケール機に限らず、スポーツ機でも重心位置が合わなくてお悩みのかたは是非一度お試しください。

なお、スピンナーナット真鍮を使うとエンジン付属のロックナットなどの「ゆるみ止め」が使えませんので、当店で販売していますPILOTグリップワッシャーをプロペラハブの前面と後面に使われることとをお勧めいたします。


アイランドブリーズ スプラッシュ用陸上コンバージョンキット

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アイランドブリーズ スプラッシュ
は、当店で数少ないフロート付きの水上機です。

 

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これを普通の?陸上機にしたいという方のためにOK模型から「アイランドブリーズスプラッシュ陸上コンバージョンキット」(長いので以下ではIBSコンバージョンキットと呼ばせていただきます)なるものが販売されているのをご存知でしょうか。

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で、こちらが陸上型のアイランドブリーズです。
最初の写真の水上機型のフロートを取り外してカーボン製のメインギアに替えるわけですね。

 

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さて、キットの中身をもう少し詳しく見てゆきましょう。
これがIBSコンバージョンキットの片足分のパーツになります。

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OK模型から提供してもらった組み立て説明書に写真と同じアルファベット記号をつけてみました。
僅かなパーツ数ですからベテランモデラーの方には簡単なものですけれど、店主が気になった点というか、ちょっとした取り付けの知恵を2つほどご紹介させて頂きますね。

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まずはタイヤを取り付けるホイルアクセルの4mmキャップスクリューに取り付ける、タイヤ取付用の4mmナイロンナット(上図のパーツC)の向きです。
このナットは黄色の矢印の先の、丸くなったほうがタイヤに向くようにキャップスクリューにねじ込むのですが、ここにはゆるみ止めのナイロンが顔を出しているので簡単ににねじ込むことが出来ません。
ではどうするのかと言いますと、一旦ナイロンナットを矢印と反対の側からキャップスクリューにねじ込み、そうすることでナイロンにネジヤマを立て、その後ナットを一旦取り外し、ナットの向きをかえてから写真の方向に入れなおす、という手順を踏めばOKという訳です。

なお、最後に締め付ける4mmナット(パーツH)にはネジロックを使用して、ネジの緩みを防いでおくと安心ですね。

 

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次に、ホイルパンツの中にタイヤと4mmビスのセットを入れなければならないのですが、長いビスやタイヤが邪魔をして、どう転んでもそのままでは入らない様に見えます。でもご安心を!このキットに入っているホイルパンツは柔軟性のあるプラスチック製ですから、写真のように(デモですのでタイヤを止めるナイロンナットは取り付けていません)エイッと拡げて中に入れてしまってください。グッと拡げてもグラス製ホイルパンツのように割れる心配もありませんし、しばらくたつと元の形に戻ります。
知ってしまえば何という事も無いのですが、拡げずに入れようとパズルのように悩んでおられる方、ぜひお試しください。

今回は水上機のアイランドブリーズスプラッシュが陸上機としても使えるようになるIBSコンバージョンキット、ちょっと趣の違った商品ですのでご紹介させて頂きました。