HD、ST、LT。

OK模型のサーボコードの延長コードは、3種類用意されています。

All左から、延長コードHD 400mm延長コードST 400mm延長コードLT 400mm

つまり「HD」「ST」「LT」の3種類。

アルファベットはそれぞれ「ヘビーデューティー」「スタンダード」「ライト」の略とのことですが、どのような違いがあるのか、見ていきましょう。

Close同じく左から、HD、ST、LTです。

芯線が真ん中のSTと比べると、HDが少し太く、LTの方は明らかに細くなっていますね。

HDは50芯コード、STは30芯コード、LTは30芯コードのライトタイプが芯線に使用されています。

Shinsen
被膜を剝いた状態の写真(同じく左からHD、ST、LT)です。これだと違いがよくわかりますね。

ちなみに詳細なデータ(メーカーHPに記載)は

延長コードHD(ヘビーデューティー・50芯)
芯線 0.06mmφ銅線x50本、ビニール線外径(一本につき)1.6mm、重量8.25g/50cm

延長コードST(スタンダード・標準タイプ、30芯)
芯線 0.06mmφ銅線x30本、ビニール線外径(一本につき)1.3mm、重量5.05g/50cm

延長コードLT(ライト・30芯軽量タイプ)
銅線はスタンダードSTと同じですがビニール線を細くして軽量化したものです
芯線 0.06mmφ銅線x30本、ビニール線外径(一本につき)1.0mm、重量3.65g/50cm

とのこと。では実際に、重量をみていきます。

HD延長コードHD 400mm

ST延長コードST 400mm

LT延長コードLT 400mm

400mmでこの違いですので、室内機などの軽さを追求したい機体にはLTタイプを、大きな電流を流したり、長距離の延長の場合はHDタイプを、その他は基本的にSTタイプで充分だといえるでしょう。


「標準」サーボ?

模型飛行機の組立説明書や、「別途購入品」として記載されている「標準サーボ」という言葉。

実は、よくお客様から「どういうサーボのこと?」といったお問い合わせをいただくのです。

Servo2

確かに、「標準サーボ」があるなら、粗悪品があったり高級品があったりしそうですし(あるにはありますが)、トルクのことなのか、重量のことなのか、「標準」が何を基準にした「標準」なのか、分かりにくいのも事実でしょう。

「標準サーボ」「スタンダードサーボ」とは、一般的に

寸法がおよそ幅20mm x 奥行40mm、(メーカーにより微妙に異なる)トルクが3.5kg程度のサーボを指します。

大体これぐらいが「スタンダードなサイズ」なのですが、「スタンダード」にはもうひとつの意味があります

それは、「プロポメーカー製であること」。JRPROPOFUTABAHITECSANWAといった代表的なプロポメーカーが出している、寸法が20mm x 40mm、トルクが3.5kg程度のサーボ。これが本当の意味で「スタンダードなサーボ」というわけなのです。

さらにサイズごとに大体の基準があり、大きいものから順に

スタンダードサーボ

ミニサーボ

マイクロサーボ

サブマイクロサーボ

そして薄型のウイングサーボ(リンク先はすべて「Google」で検索した結果です)

と呼ばれて区分けされています。

TahmazoのTS-1002TS-1014などは少し特殊で、上記のどれにも当てはめにくく、「インドアスローアクロ機に最適の超軽量ハイトルクサーボ(TS-1002)」「薄翼グライダーや飛行機のエルロンサーボに最適のスリムラインサーボ(TS-1014)」という記載になっています。

他にも大きなくくりで「アナログサーボ」「デジタルサーボ」というものがありますが、これはまた次の機会にしましょう。

上記のさまざまな種類のサーボを色々とご覧いただければ参考になると思いますよ。

 

「標準; standard」という用語には、相互運用のための広く合意されたガイドラインという意味が含まれ(Wikipedia「標準化」より)


ミント2には、GWS?APC?

ミント2の発売に伴って、弊ショップでも再登場となったGWSプロペラ。Prop5
ミント2に最適とされるGWS 4.5×4

4.5×4ならこれ↓(写真右、APC 4.5x4E)でもいいのではないかと思われそうですが・・・Prop2
一番の問題点になりそうなのが重量。比べててみましょう。

 Prop3

Prop4
・・・約1.7g違います。APCはGWSの倍以上の重さ。

さらに、対応するモーターの軸が細く、APCは少し穴が大きくあけられているので取り付けも心配。

かといってProp1これで調整するとまた重量も増えます。

モーターの力が強いわけではなく、機体も小ぶりで軽いので、軽さが最も重要視されるのですね。

価格もお手頃ですから、ぜひミント2にはGWSの方を使ってあげてください。


模型のFRPパーツ修理

カウリングなどのFRP製のパーツは、軽さと剛性と曲面の美しさを求める空モノラジコンにはもってこいです。

その反面、一度破損してしまうと修理が大変!

樹脂や硬化剤、ポリパテが必要になるし、塗料、塗装スペース、匂いへの配慮、作業時間・・・いろいろ面倒です。

・・・といってもそれは、バイクのカウリングのような、大型でがっちりしている必要のあるパーツの話。

ヘリのボディや模型飛行機のカウリングなどの軽い破損に、そこまで神経質になる必要は無いですよね。

軽微な破損の修理なら、これで充分。

Syuuri
どこにでもある(?)、グラステープと瞬間接着剤です。

カウリングにひびや亀裂が走っただけなら、グラステープと瞬間接着剤で裏打ちして、

コンパウンドなどで表面を磨けばほとんど目立ちません。簡単ですし、結構補強できます。


サーボカバー、どうされてますか?

エルロンのリンケージがビシっと決まって、さてフタをしようとしたとき

Linkage01
あら、サーボカバーが、切れてないタイプの成形だった・・・

Linkage02
とか、切り取り線が見えなくて(見えていても怪しくて)、

どう切ればいいのか・・・という時、皆さんはどうされてますか?

いろいろ方法があるとは思いますが、そのうちの一つをご紹介しますね。

私の場合は、これを使います。

Linkage-tape
マスキングテープです。これはサーボカバーのカットだけではなくて、本当に色々使えます。

さて、とりあえず、先ほどの成形品を

Linkage03
粗切りして

Linkage04
半分に切ります。そしてマスキングテープを、主翼側に貼ります。

Linkage05
囲われた内側の四角が危険ゾーンの目安、というわけですね。長めに貼りましょう。

心配な方は、四方ではなく八方に貼ってもいいですね。

この上に成形品を乗せて、大体の位置合わせをして、成形品に危険ゾーンを写し込みます。

Linkage06
Linkage07
こんな感じになったら、想定される危険ゾーン内に入らないように切っていきます。

Linkage08
Linkage09
こんな感じにできました。うーん、写真で見るとなかなかいびつです(苦笑)

両面テープの貼りしろを残すのを忘れないようにしてくださいね。

Linkage10
両面テープを細く切って、貼って、はい、完成です。

ホーンやその他が当たらないようにしてくださいね。

Linkage11

別に、まん丸じゃなくてはいけないという決まりもないです。

四角や星型、なんてのもいいかもしれません。あくまで一例、というご紹介でした。。。

マスキングテープは、この他にも、キャノピーを胴体に合わせて切る時なんかにも使えますよね。