今回取り上げるのはPILOT 引込脚サーボR6102です。
最近はモーターを内蔵した電動引込脚が増えていますが、引込脚サーボとスープラリトラクトなどの引込脚ユニットを組み合わせたタイプもまだまだ根強い人気があります。
そんな時、ぜひ使っていただきたいのがこのサーボなんです。
このR6102引込脚サーボを上から見たところですが、何の変哲もない標準型サーボのように見えますが・・・・
横から見るとこんな感じです。
何と高さがわずか23.5mmしかないんですね。標準サーボですと、大体35mmから40mm程度ですからずいぶん平べったい感じがしますね。
この薄さこそがPILOT引込脚サーボ R6102の最大のウリになります。
ご存知のように引込脚サーボは主翼中央に取り付けるケースがほとんどですが、この場所は薄く、中、小型機ではサーボケースが主翼の裏側に出てしまうという事もあります。
こんな時こそ高さ25.5mmというのが効いてくるんですね。
また、引込脚サーボは大きな力がかかる事も考えられますので、R6102のギアは全部金属製になっています。またファイナルギアはベアリングで支えられ、大きな力がかかってもスムースに動作するようになっています。
なかなか贅沢なつくりですね。
付属のサーボホーンは硬い樹脂製のしっかりしたものです。ところで、このサーボは軸に入る部分の溝(セレーション)がFUTABA製サーボと同じサイズ、形状になっているんです。ですからFUTABA製サーボホーンはもちろん、FUTABA用と銘打った互換金属製ホーンなどを使いたいときにはそのまま使えるという事になりますね。
コンパクトでハイトルク、耐久性も十分なPILOT R6102引込脚サーボですが、使用にあたって気を付けていただきたい点が一つあります。
それは使用電圧が4.8V~6V、すなわちニッカドまたはニッケル水素バッテリーの4セルから5セルに適合するという事で、6.3V~7.4Vのリチウムイオン系バッテリーを使うハイボルテージには対応していないという事です。
スケール機など、引込脚の使用を考えておられるかたは、一度取付スペースの深さを測ってみられてはいかがでしょうか。