久々の箱開けシリーズ、OK模型から新発売のミッション・60を3回にわたって取り上げます。
このミッション・60、ARFフィルム貼完成機の40クラス(4Cでは60クラス)複葉スポーツ機です。複葉機は主翼が2枚(左右で4パネル)もあるので作るのが面倒、だけど一度は雰囲気の違う複葉機を飛ばしてみたいという方にはぴったりの機体ではないでしょうか。
機体サイズは全幅1260mm、全長1290mmで、同クラスの機体より(主翼が2枚ですから)当然のこととして翼幅が短く、実際上から見るとコンパクトに見えます。また、複葉機は主翼の枚数が多いほか支柱などもあるので飛行場での組み立てや運搬が鬱陶しいと言われる方もありますが、実際、この程度の大きさなら工夫をすれば組み立てたままで入ってしまう車も多いのではないでしょうか。
セットの中身については当社のミッション・60カタログページをご覧いただくとして、まず第一回目は胴体周りの注目点を見てゆくことにします。
まず、胴体で特徴的なのはキャノピーのまえにどんと突き立った支柱ですね。複葉機のカナメ、上翼を支える支柱はカーボン製で、胴体から2本、下翼から左右それぞれ1本ずつ、合計4本のすっきりした構成です。このうち、胴体の支柱2本はきちんと工場で取付済ですから、正確さを要求される上翼の取付角が狂ってしまう恐れが無いのは有難いですね。
カーボン支柱の端はアルミパイプで外側を補強、中には翼の取付ビスを受けるナットが仕込まれています。
胴体の前上面は取り外しのできるハッチになっていて、燃料タンクまたは電動の動力用バッテリーを簡単に搭載、取り外しできるようになっていますので、エンジン、電動、どちらの動力でも選ぶことが出来ます。
ところで、写真に写っているハッチの内側の白い部分は発泡スチロールなんです。このハッチも含めてミッション・60の胴体上部の局面部分は、発泡スチロールコアに1.5mmバルサをプランクして、強度ときれいな曲面を保つ構造になっています。
セットに付属しているエンジンマウントを第一胴枠に仮に取り付けてみました。
写真の左側が胴体下面ですから、エンジンは左斜め下向きに倒立で搭載する事になります。こうすることでシリンダーやマフラーが上や横に出っ張ることが少なくなり、スッキリした機首になりますね。
次回は主翼のご紹介をさせていただきます。