意外な結末!燃料ポンプ比較テスト

kickitブランドから発売されている電動燃料ポンプ充電式燃料ポンプのご紹介は以前、このコーナーでさせていただきましたが、実際に使ってみたらどうなのよ?というお問い合わせが何人かの方からいただきました。

そこで、上の2機種とこれらより先に発売されて今も根強い人気のある手動式のkickitハンド燃料ポンプの、給油能力テストをしてみる事にしました。

 

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まずは電動式です。
一番左が充電式電動燃料ポンプ、その右が外部電源が必要な電動燃料ポンプです。
右端は今回電源としたトップモデルオリジナル受信機用ニッカドバッテリー4.8V500mAhとJRさんの受信機用LiFeバッテリー2セル6.6V800mAhです。
ちなみに充電式電動燃料ポンプの内蔵リチウム電池は1セル3.3V2500mAhです。

 

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で、実際のテストはこんな風に行います。
右側の容器から左の2リットルポリタンクにグロー燃料を移してその時間を計ります。
気温は少し肌寒い22°でした。
燃料タンク2Lのラジコン機はそう多くないと思いますが、ここはテストという事で、時間のかかるのを承知でやってみました。

 

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このように2Lの線まで入る時間を見たのですが、定格電圧が3.3Vと一番低い充電式電動燃料ポンプの給油時間は「2分23秒」でした。まずこれを指標とします。

 

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次は電池を内蔵していない電動燃料ポンプにNiCd4セル4.8Vのバッテリーを接続してのテストです。
こちらは電圧が高いにもかかわらず「2分28秒」という結果で、充電式より5秒ほど余分にかかりました。
充電式燃料ポンプより電圧が高いので時間は短くなって当然と考えていましたので、少しえーーっという感じがしたのですが・・・・・・

 

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次は内部抵抗が少なく、起電力も大きいと思われるLiFeバッテリーでのテストです。
2Lを給油し終わるまでの時間は、何と「2分10秒」。もっと劇的に時間短縮になると思ったのですが、想像以上にその差は少なかったのです。またもや、えーーっという感じですよね。

実際のフィールドでは2Lのタンクに給油するというケースは少ないでしょうから、これより少ない容量のタンクではテストした3者の時間差はもっと少なくなってしまうはずです。

 

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ここまでくると、手動式のkickitハンド燃料ポンプもどうかということになりますよね。
ついでですから勢いでやってみましたよ。
手動ですから回す速度は人により変わると思いますが、ここは20代の若手の手をかりて「一生懸命」回してもらいました。

 

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その結果は・・・・・・
思わず笑っちゃいました(*_*;
ご覧のように何と「2分20秒」! 電動ポンプグループとほぼ同じレベルでした。
但し、動力源のS君いわく 「疲れたーーー」
電動はスイッチを入れてみているだけですからね!(^^)!

 

ということでおまけにもう一つ手動ポンプのテストを(鬼か!)

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こちらは今は売っていない時代物のPILOTトップハンドフュールポンプです。
例によって思い切り回してもらいましたが、この時も「2分25秒」。
やっぱり、疲れたー。

で結論ですが、給油時間はポンプの種類によってそう極端な差は無いという事。
でも、容量750ccぐらいのタンクになると、ハンドポンプで約1分近く回さなければならないようですので、ここはやはり電動の出番でしょう。

その電動ですが、受信機用バッテリーを山ほど持っている人は外部電源式のkickit電動燃料ポンプでも良いでしょうが、家庭の100Vや自動車の12V電源からUSBケーブル(別途USBアダプタが必要)で急速充電できるkickit充電式電動ポンプが一歩先を行くのではないかと思いました。