シナモン3を組み立てる(2)

「尾翼→テールパイプ→胴体ポッド」の接着をします。(説p6)

001
水平尾翼の翼端と、パイプ開口部の両端の距離が同じになるように接着するのですが、位置決めがなかなか難しいです。しかし、飛行機の性能を左右する非常に重要な部分ですので確実にいきたいところです

プッシュロッドの出口の向きでリンケージ作業のし易さが変わりますし、上記の距離が左右で違うと進行方向に垂直尾翼が逆らうことになり・・・とにかく、まっすぐ飛ばすのがかなり難しくなります。

今回は瞬間接着剤やセロテープで仮止め→メジャーで測って位置確認→仮止めやりなおし→メジャーで測る→修正・・・の繰り返しで接着完了しました。ちなみに、今回は左右とも550mmと551mmのちょうど真ん中くらい。誤差は目測で1mm以内に収まっています。とりあえず安心しました。

Cinna3-20

プラスチックの成形品をカットして接着し、ベニヤ製のスキッドを接着。矢印の部分に、マイクロバルーンをたっぷり混ぜたエポキシをごく微量、埋めます。抵抗も減り、接着補強にもなるでしょう。あまりつけすぎると重くなるので注意です。

Cinna3-22尾翼を接着したテールパイプを、胴体のポッドに接着します。(説p7)接着力をより強くするため、ポッドの外側とパイプの内側(両接着面)を軽くサンドペーパーで荒らしておきます。後ろから見て主翼と水平尾翼がピッタリ合うようにパイプを回して・・・

Cinna3-21位置が決まったらマスキングテープを巻いて印を書くなど、マーキングしておいてからパイプを抜き、ポッドにエポキシをたっぷり塗りつけて、ギュッとねじ込みます。エポキシを拭き取って、また先ほどの様に、後ろからみて確認→微調整→主翼両翼端から水平尾翼翼端の距離もメジャーで確認→微調整・・・と慎重に位置を決めていきます。接着剤が硬化する時間(今回は30分タイプを使用)より余分に時間をとって(1時間ぐらいが理想)十分に硬化させればOKです。

次に、メカの準備をしていきましょう。

Cinna3-03今回搭載するメカ。プロポはJRのXG7。サーボはTahmazo TS-1036が推奨されていますが、ショップに在庫がなかったのでTahmazo TS-D2102を採用しました。ESCはTahmazo Pro.C S13。バッテリーはTahmazo LP3S1P1000SE。他に必要なものはJTS BECコネクター(シリコンワイヤー付)ty1 シュリンクチューブ3色3サイズセットのうちのいちばん細いものです。

Cinna3-13メカを積む際の大体のレイアウトを見て、ESCやバッテリーのコードの長さを決めて、ゴールドコネクター、BECコネクターのはんだ付けをしていきます。

002写真上がはんだ付け前、下が完成した後です。モーター側はアポロモーター付属の2mmゴールドコネクター(メス)、バッテリー側はBECコネクター(メス)をそれぞれはんだ付けして、シュリンクチューブをかぶせます。

003シュリンクチューブは、コネクターをすっぽり覆っておかないと、ショート、誤作動の原因になります。
004続いて、バッテリー。同じように、上がBEFORE、下がAFTERです。
005

はんだ付けについては、また後日ブログで詳しく取り上げる予定です。

というわけではんだ付けが完了しました。次は、リンケージの作業をしていきましょう。


シナモン3を組み立てる(1)

当ブログではしばらく機体の作成記事がありませんでしたね。

ということで(?)、新商品のシナモン3を組み立てていきます。

Cinna3-01

P1070402キットの中身ですCinna3-05では、主翼から行きましょう。(説明書{以下「説」}p3.4)外翼とウィングレットの接着です。接着部分のフィルムを切り取って、左右が同じになるように慎重に接着します。ここに使うのはOKボンドのHWくらいでいいと思います。

Cinna3-06続いて中央翼と外翼の接着。同じく接着部分のフィルムを切り取ります。リブを削ってしまったりしないように、カッターの刃の先で軽く、少しずつ切り込むようにすると失敗しにくいです。(個人的なやりかたです。怪我しないようにしてくださいね)

Cinna3-07接着面積をしっかり確保してCinna3-0830分タイプのエポキシにマイクロバルーンを混ぜて接着します。はみ出した接着剤をふき取るためのアルコールを準備。ウエスやティッシュにたっぷりアルコールを含ませてふき取るのが基本です。Cinna3-09カンザシにもたっぷり。ケチるとえらい目にあいますので・・・。Cinna3-10↑接着完了後。左右共に慎重に作業します。

Cinna3-17今回は手元にあった似たような色のフィルムを細長くカットして

Cinna3-18主翼のつなぎ目に貼りました。つなぎ目の保護にもなり、つなぎ目が目立ちにくく、奇麗に仕上がります。

Cinna3-11続いて尾翼を接着します。(説p5)フィルムを切り取って

Cinna3-12瞬間接着剤をチョンづけして仮止めし(そうすればズレても修正できます)、スコヤ、三角定規等でしっかり直角を出して、OKボンドのMPをシュッと流して固定します。説明書の通りに、エポキシタイプの接着剤での接着ももちろんOK。

次回は尾翼→テールパイプ→胴体ポッドの接着をしていきましょう。


パイロット人形の塗装(2)

では、塗装です。

Doll-7

今回はこの4色。「肌色」なしでもできるという証明になればと、敢えて「肌色」は使いません。

白と黒はつやなしでもつやありでも構いません。とにかく、肩肘張らずに、サッと、気軽にやっていきます。

ただ、黒のようなとても強い色は最後に塗る、といった経験則的なルールは一応、あります。

Doll-8
いきなり、中途半端なグレーをペタペタ、サッサッと塗っていきます。

Doll-9
適当に白色を足しながら、サッサッ、ペタペタ。

Doll-10
はい、頭髪完成。嘘です。

Doll-11
ここだけ、ちょっとだけこだわります。尖らせたピアノ線(など)で、毛の流れる方向(を想定して)にカリカリ、軽くスジを入れるように削っていきます。スジはできるだけ多い方がいいです。

Doll-12
しばらくやると、こんな感じになります。サーフェイサーの白色が白髪の表現になるわけですね。

黒髪の場合でも、カリカリ・・・やっては濃いグレーや黒を重ねていけば感じが出ます。

(そもそも、なぜこんな髪色を選んだか。ある人をモデルにしているからです。)

Doll-13
少し怖いですが、私の場合はまず赤をざっと塗ってから、Doll-14
こんな感じで赤+黄+白で適当に、「白めに作った肌っぽい色」を、納得いくまで塗り重ねていきます。

Doll-15
唇は基本的に色は塗りません。肌っぽい色を塗り重ねる時に控えめにする程度です。

先に赤を塗った意味は?と聞かれると、少し困ってしまうのですが、その昔、油絵をかじったことがありましたので、なんとなく、赤をおいてから白っぽい肌色を塗り重ねることで、リアルさが出るような気がするので、儀式的にやっています。

こうすることで、「肌色」を使うよりも人っぽい色になる、気がしています。

Doll-16

次に、口ひげなんかつけてみます。白やグレーを、尖ったピアノ線かなにかにつけて、なぞっていくだけです。

Doll-17
サングラスとヘッドセットを塗装して、完成です。

色を乗せてはファンヒーターの風でサッと乾かして、また色を塗ってと、「頭カリカリ」の時間を除けば1時間程度(撮影時間含む)でできました。

是非是非、参考になさってください。