エロリンサーボの固定

最近の飛行機のエルロンサーボは、左右別々に積むのが多くなってきていますが、そこでいつも悩むのがどうやってサーボを固定するかです。

特に、翼が薄い機体は、サーボを寝かせないと入らずネジで固定できないため、以前は、両面テープで固定してたりしました。

でも、しっかり固定できずにニュートラルがずれたり、ひどい時には、外れてしまったりします。
逆にサーボが故障したときなど、外したいときに外れずに無理に外そうとすると、サーボをつけているところが折れてしまった経験は、ありませんか?

私が、最近よくする固定方法は、シュリンクチューブを使う方法です。

この方法は、雑誌などで時々紹介されているのでご存知のかたも多いかもしれませんが、少し紹介してみたいと思います。

Dago6 先ず取り付けたいサーボがスッポリ入る大きさのシュリンクチューブを用意します。
私の場合は、RCカーの自作バッテリーを作るときのシュリンクを使っています。

本当は、サーボの耳を切り取ってしまう方が良いのですけど後で他に使うときに使いにくいので耳はそのままでシュリンクに耳とコードを出せる切込みを入れます。

Dago5 ヒートガンなどを使ってシュリンクを縮めます。
このときに、熱をかけすぎるとシュリンクが破けたりサーボケースが変形したりしますし、また 縮め方が足らないとサーボがガタついたりしますので注意してください。
慣れないうちは、ドライヤーの方が熱がかかり過ぎずに良いかもしれません。(ライターなどで直接熱する方もあるみたいですけど私は、あまりお勧めしません。)

Dago4 シュリンクができたら、取り付ける面をサンディングペーパーで荒らしておきます。
このときに、削りカスや油分が残らないようにアルコール等で拭いておくことをお勧めします。

Dago2 後は、「スーパーX」等のシリコン系接着剤でサーボを接着してしまいます。
こうしておくとしっかり固定することができますし、万が一サーボを交換したいときなどは、シュリンクを切ってしまえば簡単にサーボを取り外すことができます。

そして、再度取り付けたい場合は、サーボベッドに残ったシュリンクを無理に剥がさずにいらない部分を切り取ってその上に新しくシュリンクし直したサーボを接着すればOKです。

エルロンサーボの取り付けに悩んでいるかた、一度ためしてみてはいかがですか?


スケパイ準備

今年も、あっという間に6月に突入しました。
テレビでは、クールビスだの盗作だのインサイダー取引疑惑だのと毎日めまぐるしく話題がでていていますが、我らダジコン族は、イベントの季節となってきました。
ここ数年、私が熱心に参加しているのがRCAW主催のスケパイ(スケールパイロンレース)です。
これは、初代RCAWの編集長の山崎氏がアメリカで行われている実機のリオのエアレースを日本でもラジコンで再現したいというところから始まりました。
このレースは、勝ち負けよりいかにイベントを楽しんだかをコンセプトに開催されています。

そうです、オリンピックと同じく「参加することに意義がある」が基本なのです。
でも、やはり基本がレースということで参加するほうは、熱がはいってしまうのは言うまでもありません。

わたしも、過去3回ほど参加しているのですけどやはりコントロールラインにつくとやけに緊張してしまうのがつねで、なかなか思ったように飛ばすことができません。

今回は、6月11日に栃木県にて開催され、もうあまり日がないのにまだ2機目の機体が出来上がってないしまつです。

なぜが我らが近江チームは、レース日ぎりぎりに仕上がって当日のテストラウンドで調整というのが当たり前のようになっています。

それともう一つ、今回本家フランスのブデ社長が参加するとのことや、2代目RCAWの変酋長の村上氏が参加するなどちょっと面白レースになりそうです。

まだ、ラジコン飛行機は飛ばしているけどイベントに参加したことがないといわれる方、一度イベントに参加してみてください。
また、ちがったラジコンの楽しさが見つかるかもしれません。

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(写真提供:komacro.com


MVVS45CCガソリンエンジン

今回は、商品の紹介をしてみたいと思います。

Mvvs45hako ご紹介するのは、チェコ製のガソリンエンジンの「MVVS45cc」です。

このエンジンは、ガソリンエンジンでありながら非常に軽量でコンパクトに作られています。

パッケージを開けるとイグニッションユニットにプラグ・オイルが同封されています。

Mvvs45front1 クランクケースが金色をしているのですが、これは単にデザインだけでなくマグネシューム材で作られていて、非常に軽量(1290g)に出来ています。

プロペラシャフトのブルーアルマイトが目を引きます。

ヘッドのフィンも放熱効果がよさそうです。

Mvvs45sid1 ゴールドに輝くクランクケースには、排気量を表す「45」のエンブレムが誇らしげについています。

Mvvs45cab2 バックプレートにキャブレターが付いているので、エンジンのマウントには少し注意がいりそうですが、このおかげで吸気効率は良いものとなってパワー(5.2ps/6200rpm)も十分あります。

Mvvs45ign1 イグニッションユニットは、とてもコンパクトになっています。

私は、このメーカーのエンジンを積んだ飛行機をフランスに行ったときに飛ばさせてもらったのですが、まだブレークインもすんでいないにもかかわらず非常にスムーズでパワーがあったので日本の方にも使ってもらいたいと思い取り扱うことのしました。

これからも、取り扱っているもののご紹介もしていきたいと思います。


エロリン百回・・・?

このブログを、最初から見ていただいてるかたは、この言葉を目にされたことがあると思います。

私は、おまじないと表現してますけど、「何のこっちゃ?」(関西弁で「どういうこと?」の意味)と思われた方もおられでしょう。

「エロリン」は、実はエルロンのことなのです。
某有名ラジコンサイトに集まる○ロオヤジ&エ○オン○たちの中で使われている言葉なのです。

実は、私が始めてRCAWのスケールパイロンレースに出場するときに、機体(ARF)を作ってテスト飛行に行ったときに、エルロンが逆の設定になってたのを気がつかずにそのまま離陸して、エルロンを切ったら逆に反応してあわてて落としてしまったことから、機体のセッティングを確認することを、お友達の(^(エ)^)さんが「エロリン百回」と某掲示板で言い始めたのが、広がったようです。

でも、エルロンの逆設定してそのまま飛ばして落としてしまったという経験をお持ちの方も結構いるんじゃないかと思います。

そう言えば、少し前もそのおまじないの祟りで1機湖に散った機体を私は知っています。

その時、湖から某氏の耳にひとつの声がきこえました。

「あなたの落としたのは、金の人魚?それとも、銀の人魚?」

「はい、綺麗な人魚はわたしのです・・・(^(エ)^;) 」

「・・・・・」 

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(*^▽^)ノ彡☆ばんばん!


ホビーショーレポートVol.5

今回は、テトラさんのブースに行ってみましょう。

Sizuoka7_1 テトラさんと言えば思い出されるのが、バルサキットです。
私も、良く作った物です。
最近は、バルサ組フィルム張り完成機が、当たり前になってきていますが以前は、バルサ組みの完成機は値段が高くなかなか手が出せなかったし今のように、種類も豊富になかったので飛行機はキットで組み立てるものというのが当たり前でした。
最近では、バルサキットを組み立てるほうが高くついたりします。

テトラさんのキットは、種類も豊富で特にセミスケール機は組み立てやすく、飛ばしやすいものです。
本格的なスケール機は、作るのも難しく、飛ばすのも難しいとなかなか手が出しにくいイメージがありましたが、でも低翼機が飛ばせるようになってくるとスケール感のある飛行機を飛ばしてみたくなってきますよね。
そんな、夢をかなえてくれたのがテトラさんのセミスケールキットだったのです。

あっ!別にテトラさんからは、何もいただいてないですよ・・・σ(^◇^;)
これは、私の体験上で感じたことですので。

私も、始めた頃は、「早くゼロ戦が飛ばせるようにならないかな・・・」と思いながら高翼練習機を組み立てて飛ばしていたものです。

Sizuoka6_1 それから、テトラさんといえばアクセサリーパーツです。
タイヤから、リンゲージロッド、燃料タンクその他、豊富な種類のパーツがあり、ラジコンをやっている人なら一度はお世話になったことがあるんじゃないかと思います。

うちのショップも、近いうちにテトラさんのアクセサリーパーツを扱っていきたいと思っています。

Sizuoka8_1 今回、こちらのブースで目を引いたのは、この「二式水上戦闘機」です。
エンジンは、4サイクル90クラスですごくボリュームのある機体でした。

そういえば、最近スケール機って飛ばしてないな・・・

久しぶりにスケール機を飛ばして見たくなりました。
今まで、作ったなかでテトラさんの「50疾風」に4枚ペラつけて飛ばしてたのが良かったです。

まだ、バルサキットを作ったことが無いとおっしゃる方も居られると思いますが、一度バルサキットを作ってみてください。
自分で一から作った機体を初飛行するときの緊張感と、飛んだときの嬉しさは格別です。
また、機体に対する愛着心はARFとは違うものがあります。

それに、バルサ製の機体の構造も理解できて多少の破損は、簡単に修理できるようになります。