速報 全日本模型ホビーショー

Iriguchi

今年で55回目となる全日本模型ホビーショーに来ています。
場所は東京ビックサイト、今日9月25日は業者招待日で26、27日の土日が一般公開日になっています。

一般公開日には、当店もOK模型さんのブースを間借りして例年通りオフラインショップを開催します。
トップモデルオリジナル商品をはじめ、数々のグッズをお買い得価格で販売させていただきますのでぜひ足をお運びください。

 

OK1
それでは早速会場を見て回ります。
まずは、あす、あさってに当店がショップを開くOK模型ブースです。
グライダー、エンジン機、そしてアクセサリーなどの新製品を中心に注目商品がずらりと並んでいます。
特にポンプやバルサカンナなどのツール類はネットカタログでは感じる事の出来ない質感、重量感などが実感できると思います。

 

OK_Paprika2
また、OK模型と言えばグライダーというかたも多いでしょう。
春のモデルショーはルミナやアイランドブリーズ(近日発売予定)といったエンジン機が目玉でしたが、今回はグライダーです。
まずこちらは「パプリカ3」。人気の国産2mクラスARFグライダーでフラップ装備、曲線を描く優雅な主翼のラインが魅力的です。

 

OK_Lavender

こちらはバルサキットの「ラベンダー」。翼幅1240mmですから、生産終了となった「ペパーミント」の後継機となるものでしょう。いきなり「ピメンタ2m」のキットを作るのはチョット荷が重いというかたに手頃なバルサキットです。

 

  Tettra1
次は当店でもたくさんの商品を扱わせて頂いているテトラさんです。

 

Tettra2
いつもどおりかゆいところに手の届くような気配りの行き届いたパーツがたくさん並んでいます。

 

  JR1
こちらはJRプロポの日本遠隔制御さん。

JR2
最近のJRプロポとは趣の違った、ノスタルジックデザインのシリーズを出しておられます。

 

FUTABA-OS
FUTABA/OSグループのブースです。

 

  HITEC
ハイテックさん。小型マルチコプターがいっぱい!

 

ABC
ABCホビーさん。

 

Kyosho
京商さん。

 

Aircraft
エアクラフトさんのブース。

 

続いてプラモ関係のブースも覗いてみましょう。店主の目に留まったものをご紹介しますね。

 

Kotobukiya
壽屋さん。スターウォーズのキャラクター、ずらりと並んだストーム・トルーパーが圧巻。

 

Hasegawa-Zero2

飛行機好きなら目が離せないハセガワさん。
こちらは1/32スケールの52型丙の完全リニューアル版だそうです。戦後70年を経てもなお新しい資料が出てくるゼロ戦はメーカーにもマニアにとっても永遠のテーマのようですね。

 

  Dhiagositi-ni
こちらはデアゴスティーニの「震電」。チョット食指が動きますね。

 

Bandai
最後はお子さんに人気の妖怪ウォッチ、バンダイさんです。

 

以上、駆け足で場内を巡ってみました。
まだまだ紹介しきれない見どころがいっぱいありますので、今週末はぜひ会場に足をお運びください。
トップモデルスタッフ一同、お待ちしております。

 

 

 

 

kickit 電動燃料ポンプ(3)

kickit電動ポンプシリーズ、最終回は電源バッテリーを外付けする「電動燃料ポンプ」です。
商品名がそのものズバリの「電動燃料ポンプ」っていうんですから、まあ覚えやすいことは間違いありませんね。

前回、前々回でご紹介した「充電式電動燃料ポンプ」から充電池と充電制御回路を取り除いたもので、ポンプやモーター部分はまったく同じとのことです。

 

Pumps800
さて、比較のために2つを並べてみました。たまたまでしょうがこのポンプの直径は500円硬貨とほぼ同じです。左が充電式、右が今回ご紹介する電池外付け式なのはいうまでもありません。ポンプ部分は両者共通とのことです。

今日ご紹介する電池外付け式の方は内蔵充電池や充電制御回路、そして充電ケーブルが無い分だけお値段もお安くなっていますので、電源電池は自分で用意する、というかたに向いているでしょう。

この電源ですが、取扱い説明書によると使用電圧範囲は4.2Vから8.4V、推奨は7.2V以下とありますから、ハイボルテージ仕様でない受信機電源に使われてきたニッカド4本パックからハイボルテージ仕様の受信機システムに使われているリフェ2本パック、そしてリポ2セルまで使えるという事になります。

 

NiCd-800
実際の接続例です。まず、こちらは受信機用バッテリーとしておなじみニッカド4セル(4.8V)パックです。ポンプにはJR/FUTABA共用のサーボコネクタ・メスがついていますのでほとんどのメーカーのバッテリーが使えるはずです。

LiFe800
続いては最近のシステムに多いハイボルテージ仕様受信機/サーボに使用されているリフェ2セルのバッテリーです。こちらも受信機に接続するためのサーボコネクタ・オスがついていますのでそのまま使えます。

 

CD800
さて、最後にご紹介するのが、トップモデルオリジナルの「受信機用ニッカドバッテリー4.8V500mAh」です。
ご覧のように長さ、巾ともにポンプとほとんど同じ、サーボコネクターのオスもついていますので、インシュロックなどでポンプとバッテリーをくくりつければとてもコンパクトにまとまり、扱いやすくなりますね。
新たにバッテリーを購入される場合はぜひご検討ください。

さて、先週も告知させていただきました「全日本模型ホビーショー」の開催が近づいてきました。一般公開日は9月26日と27日です。
ご来場をお待ちしております。

 

 

 

kickit 電動燃料ポンプ(2)

引き続きkickit電動燃料ポンプ2種類のうちの充電式電動燃料ポンプを見てゆきます。

これまであまり例のないUSB電源アダプタを使った充電式ということで、前回は充電器の説明や充電時の接続方法について説明させていただきました。

 

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そこで、今回は充電をする場合にどれくらいの電流が流れるのか、その電流は使用するアダプタによって変化するのか、だったらどんな規格のアダプタを用意すればよいのか興味のあるところでしたので、調査してみました。

 

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まず、こんなモノを用意しました。
USB電源アダプタからUSB機器にどれぐらいの電流が流れているのか、電圧と併せて表示できるメーターです。
この装置(と言うほど大げさなものではありませんが!(^^)!)をUSB電源アダプタと充電式電動燃料ポンプの充電ポートの間に接続して充電時の電流と電圧を見ようという事です。

 

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まず定格1AのUSB電源アダプタを使用してみました。
このように接続すると、ポンプの青色のLEDが点灯し、アダプタからちゃんと電気が来ていることがわかります。
この時、上の写真のメーターの表示は青字の電流が1.26A、赤字の電圧が4.80Vという表示になっています。ちょっと見にくいですが画像を拡大してご覧ください。
この時の表示ですが、USB電源アダプタの定格1Aより電流は多く、電圧は5Vより低くなっています。一般的な話としてこのような状態は、電源アダプタにとって少し荷が重い状態と考えることが出来ます。また、充電電流は電池の残容量(電池の電圧)によって変化し、今回の実験ではカラに近いほど充電電流は多く流れ、満充電に近づくほど電流は少なくなっていくようでした。
なお、このポンプは過充電防止回路を持っていますので、満充電になればちゃんと充電はストップします。写真はありませんが、充電完了時には青字の電流値は0A、赤字の電圧は5V+αになります。

 

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次に、定格2Aのアダプタを使用して充電してみました。1Aアダプタで電圧を測った後、すぐに充電器を取り換えて充電していますので電池の残量は変わっていないと考えてください。
ここで、メーターの表示は1.89A、5.00Vという表示になっています。USB電源アダプタの定格2Aより電流は少なく、電圧は5Vのままです。上の1Aアダプタと比較して、出力電圧が5Vで電圧降下がほとんどないこの状態は、電源アダプタにとって楽な状態と考えることが出来ます。
この時の充電時間は単純に計算すれば1時間あまりになりますから充分に急速充電と言い切れるでしょう。
なお、今回充電したポンプはメーカー出荷時のままである程度充電されたバッテリーに追い充電をしたものですから、完全に使い切った場合は充電初期にもっと電流が流れる可能性はあります。

以上の事から、、新たにUSB電源アダプタを購入される場合はUSB電源アダプタにかかる負荷や充電時間などを考え、余裕をもって電流容量2A以上のものをお薦めするということになります。

次回は、同時発売された、電源外付け式の「電動燃料ポンプ」を見てみる事にします。

 

さて、例年のごとく「全日本模型ホビーショー」の開催時期になってきました。一般公開日は9月26日と27日になっています。

トップモデルジャパンでは一般公開日にOK模型ブースでオフラインショップを開店、展示即売会を行います。トップモデルジャパン オリジナル商品をはじめお買い得な商品をたくさんご用意してお待ちしております。ご来場の折は是非お立ち寄りください。

 

 

kickit 電動燃料ポンプ(1)

OK模型のkickitブランドから電動燃料ポンプが2種類発売になりました。
通常の電源バッテリーを別に用意する「電動燃料ポンプ(品番47849)」とリチウムイオンバッテリーを内蔵した「充電式電動燃料ポンプ(品番47848)」です。

どちらもケースからギアまですべて金属製で、グロー燃料、ガソリン燃料の両方に使えます。特にグロー燃料ではハイニトロ燃料にも対応となっているのが特色です。
また電源スイッチは中央に立った位置がOFFで両側に倒れるタイプです。もちろん倒す方向でポンプの回転方向が変わり燃料の出し入れが出来るのですが、一方だけ指を離せばOFFに戻るリターンスプリング式になっています。もう一方はパチンと倒せばそのままONのままになります。微妙な量を調節する必要がある場合などはリターンスプリングの側を使うなど使い勝手を考えて機体側、燃料缶側のパイプを取り付けてください、ということでしょう。

 

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さて、今回はそのうちの「充電式電動燃料ポンプ(品番47848)」を取り上げてみます。
このポンプのパッケージの中には写真のように本体の他にUSBケーブルが付属しています。
ということは、充電にはスマホやタブレット端末、デジカメなどの充電でおなじみのUSB電源を使用するという事になりますよね。
このUSB電源ですが+5Vを出力するのが規格となっていて、それを利用する機器がたくさん世の中に出回っています。このポンプもそのUSB電源を充電のために利用しているわけで、なかなかグッドアイデアだと思います。

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ここで気をつけてほしいのですが、このポンプにUSB充電ケーブルはついていますが、USB電源アダプタはついていない、要するにお客様でご用意ください、という事なんです。
このUSB電源アダプタなんですが、いろいろな機器に使われているだけあって、スマホやデジカメに付属しているものをお持ちの方も多いでしょうし、お持ちでなくてもパソコン専門店や電気店にさまざまな形のものが出回っていますので比較的簡単に手に入ると思います。上写真は家庭用100Vで使用するUSB電源アダプタのほんの一例です。

 

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これがUSB端子(電源アダプタ側)です。ポンプ側はUSBマイクロB規格の比較的小さなコネクタがついています。

充電には、このほかパソコンのUSB端子も利用できますし、車のシガーソケットを利用するUSB電源アダプタも利用できます。
なお、アダプタの電流規格(ワット数)については2回目で説明致します。

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で、早速充電してみました。
中央の白い四角いものがスマホに付属していたUSB電源アダプタで、家庭用100Vコンセントに挿して使うタイプのものです。これに付属のUSBケーブルを挿して、その先をポンプのUSB充電ポートに差し込みます。そうすると黄色のマルの中に見える小さなLEDランプが青く点灯します。このランプは電源アダプタから+5V電源がポンプまで正しく供給されているのを表示しているもので、「充電中」を表示するランプではありません。従って充電が終ってもランプは消えません。但し、満充電になればポンプに内蔵のオートカット機能で充電は停止しますのでご安心ください。
 
 
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ポンプの取扱説明書にはポンプ本体各部の名称が書かれていますが、念のため充電機器も含めて各部の名称を書かせてもらいました。

本体の充電池格納部(黒いケース部分)に入っているバッテリーは1セルのリチウムイオン充電池で、容量は2000mAhとのことですが、このバッテリーでどれくらい燃料を出し入れすることが出来るのか気になるところですよね。
実験できればよかったのですが時間の都合でメーカーに消費電流を尋ねて試算してみました。
それによると、運転時の電流は2Aから2.5Aとの事でしたので、最大の2.5Aで運転すると仮定して、2000mAのバッテリーでは運転時間は0.8時間、すなわち48分になります。これは計算上の値ですから余裕を見て運転可能時間を40分と仮定、ここにポンプの吐出量950cc/分をかけると38リットルの燃料を出し入れすることが出来る事になります。まあ、一日の模型使用には十分だと思います!(^^)!。
万が一、充電不足などでフィールドで電池を使い切ってしまった場合でも、車用のUSB電源アダプタがあれば緊急充電することも可能ですしね。

 
なお、メーカーではUSB電源アダプタに関連するトラブルや適合性については一切関知しないとのことですので、充電中は充電器やポンプ本体の温度などに十分注意し、発熱や異常がある場合はすぐに充電を中止してください、との事でした。
 
次回は、この「充電式電動燃料ポンプ」が充電中にどれぐらいの電流が流れるか実験した結果をお見せします。
さらに3回目は外部電源式の「電動燃料ポンプ」のレポートを予定しています。

 

メイス2 箱開けレビュー(その2)

OK模型の2.6mクラスモーターグライダー メイス2の箱開け、(その2)は主、尾翼と動力関係のパーツを見ていきましょう。

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まず、主翼ですね。赤、白、紺のすっきりしたデザインで、左がオモテ面、右がウラ面です。
ウモテ面は主翼をスマートに見せるフラッシュ模様です。一方、裏面は上空に上がると色というよりはコントラスト(色の濃淡)で見分ける事になりますので、それを考慮して、白を中心として大きなブロックの色分けになっています。

 

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こちらは主翼の付け根になります。翼型はAG24とのことですが写真撮影で手抜きをしてしまい、フラップが少し垂れ下がってしまいました。実際は後縁がもう少し上がります。
ご覧になってお判りになる通り、前、後縁近くのアラインメント(位置決め)ピンは取付済み、カーボンカンザシ用のパイプももちろん装着済みです。写真で白い糸が見えますが、この糸には中に入っているエルロンサーボの延長コードがくくり付けられています。

 

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フラップ部分を拡大してみました。写真でお判りになる通り、動作角を大きくとる為に下面ヒンジになっています。(通常の上げ位置では写真のように大きなギャップはありません)
という事で、主翼の残った工作工程は、エルロンとフラップのサーボの取り付け、それに関連するコントロールホーンとハッチの取り付け、そしてリンケージという事になります。

 

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こちらは水平尾翼ですね。尾翼全体が動くフライングテールで、低速時もエレベーターがしっかりと効きます。

写真左がオモテ面、右がウラ面になります。

水平安定板とエレベーターが分かれていないので、当たり前ですがエレベーターのヒンジ付けは無く、これで完成ですから水平尾翼に関しては追加の工作は不要です。

 

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水平尾翼の付け根部分です。
フライングテール方式ですから、胴体に組み込み済みのL字型ベルクランクに2本のピアノ線で取り付けるようになっています。そのピアノ線用の真鍮パイプはもちろん埋め込み済みです。

 

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続いて動力関係のパーツに移ります。
OK模型の完成機には動力用パーツが同梱されたデラックス(DX)タイプというのがあり、今回取り上げたのはメイス2 DXで、モーター、折ペラが同梱されています。
まずモーターですが、タマゾー製のカバード・ローター式ブラシレスモーターCR352010dというかわったタイプのモーターが入っています。
何がカバーされているのかは写真をご覧ください。通常のアウターローター式モーターは、この写真で白いTahmazoの文字が刻まれている外側の黒い部分が回転するのですが、このモーターは黒い外側のケースは単なるカバーであって回転しません。
シャフトと一緒に回転するのは矢印の先に見える銀色のパーツです。写真で見えているのは内部を冷却するファン部分で、ファンと一体のローターの大部分は後の黒いケースの中にあり、外からは見えません。また、コイルを巻いてあるステーターは、銀色のローターのさらに内側にあります。
こうすることで、アウターローターでありながら、外にはシャフト以外動くものが無く、細いグライダーの中に搭載する時に気になったコードや他の部品との接触を気にせずに済むモーターが出来上がったという事です。
文字でいうとなかなか説明しづらいのですが、アウターローターモーターの取り回しの悪さを解決する面白い方法だと感じました。

 

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このモーターと組み合わせる折ペラブレードは、高価なカーボン製RL製12×8が入っています。
写真は撮影用に透明のケースから取り出した状態です。
このブレードと、Tahmazo CR352010dとの組み合わせでのパワーは、リポ3セルで駆動して推力2100g(回転数9600rpm、電流44A)というデータが参考値として公表されています。メイス2の全備重量は1600g前後ですから充分と言えるでしょう。

パワーユニットとしては、このほかアルミターボスピンナー付ハブセット AT41/8C5.0ZMが付属しています。

今回は箱開けの趣向を少し変えて、店主が特に気になったパーツにスポットを当ててレビューしてみましたが如何だったでしょうか。

お客様の中には先代メイスのファンもたくさんおられると思いますが、翼型や上反角、パワーユニットなどに一層のチューニングをほどこし、大きさはかわりないように見えても性能的には大きな飛躍を遂げたメイス2もぜひお楽しみいただけたらと思います。

 

さて、先週もお知らせさせていただきましたが、当店は明日8月13日(木)から8月17日(月)までの期間、お休みをいただきます。
もちろんショップでのお買い物は平常通り受け付けておりますし、ご注文後の自動返信メールは通常通りお送り致しますが、ご注文確定メールは8月17日(月)以降となります。

なお、この間のご注文商品は8月18日(火)より順次発送の予定でございます。

誠に勝手を申しますが、どうかよろしくお願いいたします。