ピラタスB4-2mにバラストを積む

今回はピラタスB4-2mのかんざしを交換してバラストを積む方法を紹介します。
ピラタスB4-2mは主翼が二分割なので簡単にかんざしを交換できます。

そこで当店で素材として販売しているTOPMODEL スチールロッド φ8×333」を使用します。

ピラタスB4-2mは標準ではカーボンロッドが使われています。
長さが300mmなのでそのままでは入らないので金切りのこやリューターなどを使って切断します。

標準のカーボンロッドは約23g、スチールロッドは300mmに切断後で約118gなので大体95g程度のバラストとなります。

期間限定8月8日まで今回ご紹介したピラタスB4-2mDXをスチールロッドとセットで20%引きにて販売しております。
カートへ入れると自動的にお値引きされます。

Aqua CNCアルミスクリュー


今回ご紹介させていただく商品はAqua CNCアルミスクリューです。
直径38mm、40mm、42mmの2枚ブレードと、直径38mm、40mm、42mmの3枚ブレードの合計6種類のバリエーションがあります。


CNCフライス盤でアルミを削り出しているので非常に薄く精度が良いです。


ABCホビー製ウォーターブラスターにアルミスクリュー 4014-3B取り付けたところです。シャフトとの隙間もなくぴったり入っています。

期間限定8月1日まで今回ご紹介したアルミスクリューを200円引きにて販売しております。
カートへ入れると自動的にお値引きされます。

また送料を改訂いたしました。
詳細はこちらです。
ご確認よろしくお願いします。

ty1 充電式電動燃料ポンプV2

まず、九州南部を中心とした豪雨被害に遭われた皆様方に心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早く復旧されます事を心から願っております。

さて、今日はOK模型から新発売のTy1 充電式電動燃料ポンプ V2 のご紹介です。
Ty1 電動燃料ポンプ V2が先に発売されていますが電池が内蔵式でないために「使い勝手の良い充電式は無いのか」というお問い合わせを複数のお客様から頂いていましたが、ようやく発売となり店主も一安心?と言うところです。

参考のために500円玉と並べ、各部の寸法を記載して見ました。
一番右側、ニップルのついた黒い部分がギアポンプでその左の赤い部分にモーターと電子基板、スイッチ、充電コネクタが入っています。
そして一番左端の黒い円筒部分には充電式のリチウムイオンバッテリーが入っています。

気になる材質ですが、ポンプはもちろん、ケースもすべて金属製です。
また、ギアポンプのギアはさびにくいステンレス製だそうです。

スイッチより後ろの部分は約70㎜で、手で握った時にスイッチの操作がしやすいサイズだと感じました。

ポンプ部分のアップです。
公表されているスペックでは、吐出量は毎分1300cc(1.3L)となっています。計算上では650ccタンクなら30秒で満タンとなる勘定です。(電池の充電具合で変動するとは思いますが)
また、取扱説明書には連続運転時間15分以内とも書いてありますので、仮に時間制限まで目いっぱい運転するとした場合は1.3×15=19.5Lになってしまいます。(但しこれは机上の計算で、まだ実際の運転で確認した訳ではありませんので参考までにしておいてくださいね)

内蔵バッテリーはリチウムイオン充電池で、スマホと同じUSB充電方式を採用しています。
本体側の充電コネクタは汎用のUSB マイクロBという一般の規格ですが、充電には付属の純正品を使うのが確実との事です。

ところで、この商品には充電ケーブルは付属していますが、5VのUSB充電アダプタ(充電器)は入っていません。
スマホなどのUSB充電アダプタをお持ちの場合はそれを使っていただいても結構ですし、パソコンのUSBポートからの充電も可能です。
また自動車用のUSB充電アダプタも市販されていますので、これを使えば飛行場での充電も出来ますので便利だと思います。

この時注意していただきたいのは、充電器の充電出力電流があまりに少ないと充電できない場合が出てきますので、出来れば5V/2A以上のものを用意された方が良いかと思います。

以上、Ty1電動燃料ポンプV2の充電池内蔵版Ty1充電式電動燃料ポンプV2をご紹介させて頂きました。

少々お値段は張りますが、電池一体式の使いやすさ、USB充電アダプタを利用できる便利さ、給油能力の大きさなど、使い勝手の良い逸品です。

ぜひあなたの道具箱に加えてやってください。

追伸: 当店ではBIGサマーセール開催中です。
セール会場の商品を追加しました。ぜひ、ご訪問ください。お待ちしております。

ご存知ですか?CRモーター

今回ご紹介させて頂くのはタマゾーから新発売になったブラシレスモーターCR-281914dです。

この品名の頭に「CR」とつくモーターはちょっと毛色の変わったものなんです。
ご覧の様に本体からシャフトと3本のリード線が出ていますのでちょっとみたところでは何の変哲もない普通のブラシレスモーターのように見えます。

前から見たところです。モーターを機体に固定する取付ネジの穴が4か所ありますが、そのカバーはずっと後ろまで継ぎ目なく続いていますので、ここで見える範囲の外側ケースは動かない(回らない)という事が判りますね。

次に、後ろから見たところです。
外側ケースは大きな継ぎ目なく前から後ろまで一体になっていますね。
で、ケースの後端からはリード線が出ていますので、外側ケース全体が動かないという事は間違いありません。

それがどうした?
これってインナーローターのブラシレスモーターなんでは?とおっしゃるアナタ、実はこれがアウターローターモーターなんですから「ちょっと変わったモーター」という訳なんです。

メーカーホームページでは英語品名にCovered Outrunner Burashless Motorとなっています。
要するに「カバーのついたアウターローターモーター」という訳ですね。

もう一度前から見て見ます。
シャフトは直径5mmで、中空になっています。
このシャフトを手で回してみますと、中の銀色のパーツが一緒に回ります。
という事は、この銀色のパーツがローターというわけですね。

銀色のローターにもっと近づいてみますと・・・・
中にコイルが見えます
シャフトを回すと銀色のローターは回りますが、中のコイルは回りません。
という事は・・・
外側ケースの中に入っているのは外側のカンカンが回るアウターローターモーターなんですよ。

話がややこしくなりましたが、簡単にいうとこのCRモーターは「アウターローター形式のブラシレスモーターにカバーを付けたもの」という事になります。

もう一度外観を見ます。
普通のアウターローターモーターのようにリード線が前から出ていませんので、スッキリした外観です。
しかも、直径28mmの細身で、全体が動かない(回らない)カバーで覆われていますので、スリムなグライダーの機首に収まりやすいのは言うまでもありませんね。

外径28mmで、3セルリポ、9.5×5のペラで静止推力1500gという性能も魅力です。

F5J 用機体をはじめとする2m~3mクラスのグライダーのパワーソースにTahmazo CR-281914dモーター、如何でしょうか。

タービュラーテープって何?

今回はOK模型から発売されている「タービュラーテープ」を取り上げます。

一体これは何に使うの、どのように使うの、と思っておられる方も少なくないと思います。
そもそもタービュラーって言葉自体あまり聞きなれない言葉ですからね。

ご覧の様にテープの両サイドがギザギザになっています。
どうやらこのギザギザが名前に関係しているらしいですね。
OK模型の製品説明によりますと「大きく乱流が起きて空気の剥離を起こす前に、このテープで小さな渦巻き状の乱流を作り、空気の剥離を最小限に抑えるものです。(中略)舵の効きの改善や、空気抵抗の軽減に威力を発揮します。」とあります。

要するに「タービュラーテープ」は空気の流れをわざと乱れさせるんだけど、いろいろな効果があるテープですよ、って事の様です。
念のため申し添えますが、実際のテープは厚さ0.5mmの透明プラスチックです。長さは5mで、写真で白く見えているのは裏紙です。

実際の使用例がこちらです。
垂直安定板の後縁近く、ラダーの前にタービュラーテープを貼ってありますね。
ここで空気の流れを乱すのにはどういう意味があるのでしょうか。少し難しいですが、説明にお付き合いください。

まず、飛行機が前に進むと空気は翼の表面のカーブに沿って後方に流れてゆきます。
写真の例は垂直安定板ですが、このようにラダーが中立ですと空気はスムースにラダーの後端まで流れてゆきます。
例えば、ここで大きく舵を左に切るとラダーの右側面の空気がラダーに沿って曲がり切れずに?ヒンジラインの後方でラダーの表面から剥がれてしまい、その結果大きな空気の渦がラダーの右側に出来て舵が効かなくなってしまう事になります。
これが主翼になりますと、飛行機が上を向いて迎え角が大きくなりすぎると、主翼の上面から空気が剥離、翼の揚力が無くなって「失速」という事になります。

そこにこのタービュラーテープが貼ってあるとどうなるのでしょうか。
実際の大きさは、ギザギザの頂点から頂点の間隔が約6mmの小さなものですが、これを翼に貼る事で、常に小さく空気が乱され、空気が突然大きく剥がれるのを防いだり遅らせる事が出来るという事だそうです。

このテープのギザギザ部分をアップにして見ました。
画面の上、進行方向から来た空気はギザギザに当たって流れが乱れます。
このテープの場合はただ乱れるのではなく30度の角度がついているので、空気は小さな渦巻き状に後方に流れる様になっているんです。

渦巻き状になった空気は「ボルテックス」(渦流)と言われ、このタービュラーテープのように小さな渦流を作るものは「ボルテックス・ジェネレーター」という名称で、多くの実機や、最近では自動車にも採用されています。

そして、先に言いましたように主翼の迎角が増えたり、舵を大きく切った時、通常なら空気が翼や舵面から大きく剥がれてしまう場面にこの小さな渦流があることで渦の発生を遅らせたり、小さくすることが出来るんです。
結果、主翼の失速を遅らせたり、緩やかに失速するようになったり、舵の効きがよくなるなどの効果が出ます

実際に貼る場合は、上写真の30°がキモですから、テープは気流の流れに対して直角に貼る事が肝心です。
そのうえで、主翼の場合は前縁近く、エルロンの場合はヒンジラインの前、垂直尾翼はラダーの前(左右)、フラップはヒンジラインの前(上面)など、迎角が増えたり大きく舵を切った時に「ここから空気が剥がれる」というポイントに、流れる気流に対して直角に貼るのが効果的です。

すこし話が難しくなりましたが、タービュラーテープには裏面に粘着糊がついていますので貼るのは簡単です
一度お試しになってはいかがですか。