スーパーK (赤)の箱を、開けてみた。その2

今回は、V-pro スーパーK(赤)のご紹介その2になります。
主翼、その他のパーツを見ていきましょう。

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主翼の上面は赤色ベースに白のアローアクセント、下面は紺色がメインでスタント時の視認性を良くしています。ヒンジは接着されていません。 

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主翼の翼断面です。翼型はハイポイントから後ろにもカーブのある1970年代に多く見られた15%の厚翼、対称翼ですね。

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リンケージロッド、片ネジピアノ線、バッテリーや燃料タンク取付用のバンドやマジックテープ。
それとカンザシ、メインギヤ、ノーズギヤです。

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コントロールホーンです。エルロン、エレベーター、ラダーに計5組使用します。

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ノーズギヤ、メインギヤの取付部品やリンケージに使用するシュリンクチューブなど、こまごまとしたパーツも含まれています。紺色の半円形のものは、主翼固定用のベニヤ製ベースで、これにもフィルム張りがされています。

この他、日本語の組立説明書が入っています。

以上がキットの内容全てになります。
このV-pro スーパーK(赤)のテーマは、1970年代スタイル。
当時と比べると格段に進歩したメカやパワーユニットで、かつての懐かしいスタイルの機体を遊びつくそうという開発コンセプトです。

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そして何よりもお勧めなのが、電動化ユニットPILOT ePack45です。
スーパーKに必要な電動パーツが、マジックテープやプロペラまで全てセットになっています。
さらに、写真をご覧になって分かるように、コネクターははんだ付けが済んでいますし、動作チェックも済み。
箱を開けたら、バッテリーの容量をチェックして、機体にポンポンと積んで、モーターの回転や回転方向の再確認をして、おしまいです。凄く便利ですよね。これらのパーツを別々に揃えるより価格もお得になっています。電動化をお考えの方は、是非ともこのセットをご利用ください。

今回ご紹介したV-pro スーパーK(赤)も人気ですので、売り切れが予想されます。お早目にどうぞ。

 

 

 


スーパーK 赤の箱を、開けてみた。その1

今回から、新発売のV-pro スーパーK(赤)を2回に分けてご紹介しようと思います。

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これまで青やオレンジのタイプがあったのですが、今回新たに赤色が登場しました。

一言でこの機体を形容するなら、1970年代の「懐かしい」スタイルではないかと思います。

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今回はその1として、胴体、尾翼周りをご紹介します。
赤色のフィルムにシンプルな白、黒のアクセントがが映えていますね。

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尾翼はフィルム貼り仕上げがしてあります。ヒンジはミゾ切りだけされていて、シートヒンジは接着されていません。エレベーターは左右分割ですが二股プッシュロッドの両引きです。

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1970年代に流行した水滴型のキャノピーは、胴体上面のハッチ(テープで固定されている長方形のもの)に取り付ける仕様です。

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胴体下面は紺色です。メカ室にはラダー、エレベーターサーボを積むサーボベッドが取り付け済みです。

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カウリングはグラス製、塗装仕上げ済みです。

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ラジアルマウント、ナイロンスピンナーが付属。エンジン仕様の場合は2Cで30~50クラスとなっていますが、RCモデルプレーンズ2014年9月のVol.06号で紹介されたようにガソリンエンジンの10ccクラスも搭載できるようです。次回改めてご紹介しますが、電動仕様の場合は、モーター ER-352077dBMやポストマウントが必要になりますが、それらがあらかじめセットになり、さらにはんだ付けやテストが済んでいる状態のPILOT ePack45がマッチしますし、かなりお得です。

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燃料タンク、タンクパーツです。グロー燃料用のシリコンパイプなどが入っていますから、ガソリンエンジンを使用される場合はタンクパーツをガソリン用に変える必要があります。
燃料タンクはこちらからご覧ください。

では、次回は主翼やその他のリンケージパーツなどをご紹介します。

 

 

 


ただの「エンジン付き」では、ありません。

 新発売の「V-pro エクストラクト 20cc (エンジン・マフラー組込済み)」のご紹介です。

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その名の通り、DLE-20 ガソリンエンジンKickit 20cc用ピッツマフラーが付属しているお得なセットですが、それだけではありません。

通常のキットとどのあたりが違うのか、ご紹介します。

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まず一つ目、ココです。第一胴枠に、位置決めが難しいエンコンリンケージの穴があらかじめ開けられています。

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そして二つ目。ラジアルマウントに、DLE20搭載用の穴が開けられています。
それもただ穴が開いているというだけでなくて、

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ちょっと分かり難いかもしれませんが、穴には全てタップが切られているんです。
これにより、エンジンの固定がかなり簡単になっています。

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エンジンのプラグキャップや、ピッツマフラーの排気管が当たる部分もあらかじめくり抜かれていますので、カウリングの取り付けも非常にスムース。

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さらに、カウリング上部にはニードルなどの調整用の穴までも開いています。

このように、煩わしい加工が済んでいる状態のキットがこの「V-pro エクストラクト 20cc (エンジン・マフラー組込済み)」なんです。
限定生産品につき、当店でも2機という少数の入荷になりましたが、これは本当にお得だと思います。
キットとエンジン、マフラーの合計金額よりもこのセットの方がかなりお買い得ですし、面倒なカウリングの加工が省かれるのは、うれしいことですよね。

今後追加入荷できるかどうか分かりませんので、お早めにお求めになることをお勧めします。

ところで、前回前々回でご紹介していませんでしたが、このキットの説明書は、DLE20を搭載される方には非常にやさしいものになっているんです。

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このように、DLE20を機体に積む際の寸法や注意点が、細かく書かれているんです。
まさに、初めてガソリンエンジン機にチャレンジされる方にはとっつきやすくていいキットではないかと思います。

グローエンジンの場合は、90~120クラスのものを積むことも可能です。
その場合は、付属の燃料タンクがガソリン用の320ccのタンクですので、燃費があまり良くないことも想定して、グロー燃料用の395cc500ccのものと、タンクパーツのセットを別途用意して下さい。

 


エクストラクトの箱を、開けてみた。その2

スポーツ機、V-pro エクストラクト20ccのご紹介、2回目になります。
今回は主翼やその他のパーツをご紹介します。

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全幅1610mmの主翼は、フィルム貼り仕上げ済みです。エルロンは未接着で、シートヒンジで取り付ける仕様です。
この主翼は接着式ですので、完成後は分割できません。

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主翼の翼型はこんな感じになっています。

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翼端は、よく見るとフィルムの向こうに翼端板取付用の穴があいています。
爪つきナットが仕込まれていて、ビスで翼端板の脱着ができる仕様です。

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こちらがその翼端板です。

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カンザシは、ベニヤ製です。

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主翼の接合は、それぞれのカンザシをエポキシ接着剤でしっかり固め、
付属のグラステープで中央部分を補強して行います。
手前のカンザシは、主翼を胴体に取り付ける為に必要になります。

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前回ご紹介した胴体のメカ室。ウイングマウントに、接合した主翼を固定します。
見た目、これでは剛性が心配されるかもしれませんが、

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主翼の前側は、ノックピンではなく、ビスで胴体にカチッと固定する仕様になっているんです。

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こうして、前後計4本のビスで主翼を固定することで、全体の剛性を確保しているというわけですね。

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小物パーツは、組立に必要なビス等が対応パーツごとに袋に入れられています。
組み立て工程ごとに取り出せばいいので、紛失防止にいいのではないでしょうか。

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特徴的な機体名ロゴやなどが入ったデカールも入っています。

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以上が、キットの内容全てになります。

長年にわたって培った模型飛行機のノウハウが豊富なOK模型。
その細部にまでこだわったチューンナップにより、飛ばしていて気持ちのいいスポーツ機に仕上がっています。
是非、飛ばしてみて頂きたい一機です。

ところで、このエクストラクトには特別仕様の「DLE20ガソリンエンジン付き」のものがあります。
エクストラクトにDLE20と、20cc用のピッツマフラーが同梱されている商品なんですが、ただ単に同梱しただけでは、ありません。

次回は、「DLE20ガソリンエンジン付き」が通常仕様とどのように違っているのかをご紹介しようと思います。

 

 

 


エクストラクトの箱を、開けてみた。その1

先日OK模型から新発売になったV-pro エクストラクト20cc
早速、開けてみました^^

エクストラクトは、完全なスケール機ではなく実機エクストラ260をイメージしたセミスケールスポーツ機として設計されているそうです。機体名のエクストラクト(EXTRACT)は「抽出」という意味がありますので、エクストラから良いところを抽出して、模型用に設計し、チューンナップした機体というわけですね。

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キットの箱を開けてみたところです。右側に雑誌を置いてみました。大きさが大体お分かりいただけるのではないかと思います。

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キットの内容は、このようになっています。今回と次回の2回に分けて、少し詳しくご紹介していきますね。

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まずは今回その1として、胴体周りや尾翼からいきましょう。
胴体はフィルム貼り仕上げがしてあります。

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大きなキャノピーを外すと、広々としたメカ室が現れます。メンテナンス性がよさそうです。
が、これで胴体の剛性はOKなのかな?と思う程、広いですね。
その不安は、主翼の取付方法でちゃーんと解消されているんです。その方法はまた次回、ご紹介します。

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キャノピーラッチがあらかじめ取り付けられています。ちょっとしたことですが、うれしいですね。

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カウリングです。グラス製で、綺麗に塗装仕上げがしてあります。

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内側も綺麗に仕上がっています。

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エンジンマウントは、2分割式のラジアルマウントが入っています。胴体にはこのマウントが取り付けられる穴が開いており、爪つきナットが装着されています。
また、この機体はDLE-20 ガソリンエンジンを推奨されていて、エンジンの取り付け手順も説明書で詳しく書かれていました。こちらも詳しくはまた次の機会にご紹介します。

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キットには、アルミ製のバックプレートが採用されていて、定評のあるABスピンナーの75mmのものが標準装備されています。(スピンナーの色はロットにより変更になる場合もあるそうです)

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フィルム貼り仕上げの水平尾翼とエレベーターです。右上の方に見える支柱で胴体にしっかり固定して、フラッターを防止する仕様になっています。

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垂直尾翼とラダーも、綺麗にフィルム貼り仕上げされています。

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ラダー、エレベーターともに、胴体後部にサーボを積んでリンケージする仕様になっています。赤丸部分のフィルムの向こうに、取付用の穴があらかじめ空けられています。

最近の大型アクロバティック機が採用しているこのスタイルは、メカ室からリンケージする場合と違って、短いロッドでよりダイレクトに大きな舵を効かせることができます。

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燃料タンクのセットはガソリン用のものが入っています。グローエンジンで飛ばす場合は、シリコンチューブなど、グロー用のパーツを別途用意する必要があります。

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金属製のメインギヤとスパッツです。

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メインギヤは、胴体下側に取り付けます。内側には爪つきのナットが仕込まれていますし、メインギヤにも取付用の穴があけられています。面倒な加工は必要ありません。

胴体周りのパーツは以上です。
次回は主翼と、その他のパーツをご紹介します。