ハンダ付け済みスターター!

本日より、トップモデルjpオリジナル商品の
サリバン ダイナトロンスターター 半田付け済み」を販売しております。

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こちらが、サリバン ダイナトロンスターターのクリップを予めハンダ付けしてある商品です。

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従来品は、お客様にプラス、マイナス両方のワニ口クリップにコードをハンダ付けしていただくのですが、このハンダ付けができているようで実はできておらず、そのために正しく作動せずに困っていらっしゃる方も少なくないのです。

参考までに、下の3枚の写真は、お客様から動作不良ということで送り返された実例です(同じものを3方向から撮影したものです)。

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一見、ハンダ付けができているようにも見えますが、リード線にハンダが付いているだけで、ワニ口クリップには全くハンダが溶けて流れておらず、コードの一部とクリップがかろうじてくっついて付いている、いわゆる「イモハンダ状態」になっています。
こんな状態ではスターターを動かすのに十分な電気が流れず動作不良となってしまうか、コードの向きなどによって動いたり動かなかったりする場合もあります。
このお客様には、調査結果のご説明とハンダ付けのやり直しをサービスさせて頂きました。

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さて、これが今回販売させて頂く商品のクリップに当店でハンダ付けをしたところです。
正常に作動させるためには、この写真のように、しっかりハンダ付けされている必要があります。
しかし、皆さんがよく使われている20W~60Wのハンダゴテでは、金属製のこのクリップ、(固定器具が金属製であれば尚更)熱してもどんどん熱が逃げてしまいます。
その為、いつまでたってもハンダがクリップに流れずに、先ほどのようなイモハンダ状態になってしまうんですね。

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このような場合、こういった90Wクラス程度のハンダゴテ(左側)で、さらにクリップを木片に噛ませて固定してやり、熱が逃げにくいようにして初めてスムースに作業ができます。でも、なかなかこんなハイパワーなハンダゴテは手に入らないですよね。
そこで、当店がハンダ付け済みのスターターを販売させていただくことになりました。

価格も据え置き、もちろん本体はOK模型のアフターサービスの対象にもなります。
これは、お得ですよ!

※見た目上の仕上がりにはバラつきがあります。


コックピットに、少し凝ってみよう。

今回はSALTOの番外編ということで、

コックピットのスケール感アップのためのアイディアを少しご紹介していきます。

画像をクリックすると大きくなりますので、お楽しみ下さい。

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じゃん!お借りしました。OK模型のSALTO試作機のコックピットです。
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試作機なので、計器盤のステッカーがキットのものと違うんですよね。

キットを組む場合でも、付属の計器盤ステッカーをそのまま使うのではなく、少し凝ってみるのも面白いかもしれません。

操縦桿などがちゃんと設置されています。

この辺りは、ちょっとしたことなんですが、つけるだけですごくカッコいい仕上がりになっていますよね。

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どのような道具を使ってスケール感を上げたのか、教えて頂きました。

素の状態のコックピット、スプレー缶、謎の赤い布。

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コックピットの前側と後側は、黒を吹くとして、コックピット内の質感はどうやって出したのかというと。

こんなのがあるんですね。ストーン調スプレー。吹いたところがザラザラになるんです。

今回のものは、これでグラスっぽい質感を出したのだとか。

実機のコックピット内の仕様は、グラスだったり布が貼られていたりと様々ですので、その辺りは資料を集めてこだわってみるのも面白いでしょうね。

また、試作のコックピットはもともと白いプラスチックだったものをグレーに塗装したものですが、キットに入っているのはグレーのプラスチック成型品ですので、そのままでもいいでしょう。

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そして、謎の赤い布の正体は、100円ショップにおいてあったという「不織布巾着」。

それを、工場内にあった薄いスポンジをカットしたものに巻いて、座席シートとサイドのクッションにしたそうです。


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薄いスポンジは、こんなところから取れたりもします。これも100円ショップ。

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右のようなクッションケースを切って貼るだけでも、かなり見栄えが変わるよ、とも教えて下さいました。

とにかく、100円ショップ、100円ショップ。安く済ませてカッコよく見せる!

視点を変えて店内を物色すれば、「あ、これに使える?」という意外なアイテムが見つかるものなんですね。

わざわざ買いに行かなくても、要らなくなった衣類の布目を利用して、塗装して使ったりもできますよね。

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そして、操縦桿などは、ピアノ線と、このプラパイプの組み合わせ。

キットに入っていたパイプの端材です。捨てちゃってませんか?使えるんですよね。

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操縦桿は、プラパイプの周囲にOKボンドをつけてはターボで硬化させ・・・

を繰り返したものをヤスリで削って成形したそうです。

ポリパテをお持ちでしたら、それを使うのももちろん良いでしょう。

これをどうやって固定しているのかというと

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コックピットの裏側。プラパイプを使うと、タッピングビスで留めることも可能になるんですね。

面白い使い方ですよね。

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さて、あなたなら、どんな”コッテピット”に仕上げてみたいですか?

せっかくのスケール機です。少し、凝ってみませんか?

また、アイディアがありましたら、ご紹介します。


これで解決!パテのあるある その2

では、パテあるあるの私なりの解決方法をご紹介しましょう。

Putty3飛鳥 スーパーモデルパテ 白と、謎の小瓶と、バルサの板です。

Putty2この謎の小瓶、中身は何の変哲もない水道水です。アルコールを使ってもいいですよ。

Putty0-1何もせず、パテをそのまま盛った状態です。撫で付けている最中に、ヘラの方にパテが付いていってめくれたり、いろんなあるあるをはらんでいますね。

Putty4パテの、バルサへの食いつきを良くする方法。パテ盛りしたい部分に、水(もしくはアルコール)を吹き付ける。以上です。

Putty0-2水を吹き付けた場所にパテを撫で付けた状態です。パテが水分を吸って、ペースト状になりバルサに馴染みやすくなっています。

このパテ、実は水溶性なので、水分を含みやすいバルサにこの方法を使うことは非常に効果があるのです。

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さらにこの上から水をかけて、シャバシャバにすると、パテの中の気泡も残りにくくなります。

最初から、パテを少量の水やアルコールで溶いてから使うのも良いかもしれません。

ただし、かけ過ぎると垂れやすくなりますし、広範囲に渡る場合はバルサが変形する場合がありますので気をつけて下さい。

バルサに吹き付けるだけでも十分効果はあります。あとは色々と試してみて下さい。

 

この状態で丸一日程度(アルコールなら一晩で十分です)完全に乾かすと、カチンカチンになる上に、バルサにしっかり食いついて、かなり削りやすくなるんです。#200以上の細かいサンドペーパーでも、サクサク均一に削れてスベスベになります。

 

ただし、乾燥を急いでのドライヤーやヒートガンの使用はお勧めできません。

表面に膜ができて浮き上がったり、均一な乾燥ができず、残念なことになってしまいますよ(経験談)

 

ともあれ、この方法、ぜひ一度、やってみて下さいね。


これで解決!パテのあるある その1

木工作品の修復にとても便利なパテ。

以前、こちらの記事で、飛鳥 スーパーモデルパテの軽さやサンディングのしやすさについては触れていましたが、

その使用方法には触れていませんでした。

Putty1使用方法といっても、ヘラなどで盛ったり撫で付けて、乾かして、サンディングするだけなのですが、よくあるのが、

・ちゃんと撫で付けたつもりだったのに、乾いたらポロッと取れてしまった。

・サンディングしたら、ボロッとめくれてしまった。

・空気が噛んだらしく、サンディングしたら穴が開いてしまっている。

という、「乾いた後にしかわからないミス」。

乾いた後でしかわからないので、それからまたパテ盛りして、乾かして、という二度手間になって時間が無駄になってしまいますよね。

プランク面など、力を入れて撫で付けしたくない部分もあります。

 

こんなあるあるのせいで、苦手意識が生まれたりしていませんか?

こんな場合、みなさんはどのように解決されていますか?

次回、私なりの方法をご紹介しますね。

 

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