最近は、ブラシレスモーターやESC(アンプ)・バッテリーなどが各社から安価に発売されるようになり、パワーも一昔前とは格段に良くなりラジコン飛行機に電動機から入門される方も多くなってきていると思います。
小型機の場合、機体のメカ用電源と動力電源を共用するBECシステムを使用される方がほとんどだと思います。
BECシステムが親電源の電圧が高くなるほどBECが流せる電流が少なくなることは、以前にこのブログでも紹介しました。(以前の記事はここをクリックしてください。)
それについて、ある問合せがあったのでご紹介しておきます。
当社が販売しているMGM社のESCに中国製の某メーカーの小型デジタルサーボを4個搭載して作動テストをしたらBECが異常発熱をしてしまったとのことで、BECが異常ではないかとのお問合せでした。
ここで、注意していただきたいのは、安価に発売されている小型サーボの消費電流が皆さんが想像しているより多いものがあることです。
小型サーボの消費電流まであまり気にして使用されている方は、ないようですがこれが結構落とし穴になります。
特にデジタルサーボの場合は、アナログサーボに比べて消費電流が格段に多いのです。
今回使用されたサーボも調べてみると無負荷の状態で作動時の消費電流が200mAあることが分かりました。
無負荷の状態でも4個同時に作動すると800mAが流れることになります。
MGM社のBECチップの場合、親電源がリポ3セル(11.1V)の場合、0.82Aまで電流値が下がりまし、安価な中国製ESCなどの場合0.4mAまでしか流せない物もあります。
ここで、サーボを実際に機体にリンケージして少しでも負荷が増したり、ストロークが合わずにサーボに無理な力がかかった場合などは、サーボ1個当りに500mA以上の電流が流れる物もすくなくありません、当然機体には複数のサーボが搭載されている為、BECに許容範囲以上の電流がながれるのは、言うまでもありません。
最近は、小型デジタルサーボも物によっては、1000円~2000円までで購入できるものもあるので、動きが速くトルクも有るということで使用されることも多くなるとおもいますが、BECで電源を取る場合は、ちょっとサーボの消費電流に注意をしてみてください。
最近では、スイッチングBECを搭載しているESCも出てきているのこちらの場合は、親電源の電圧が増えてもBECから供給できる電流値は、変わらないのでよいのですが、通常のBECを搭載しているESCでデジタルサーボを使用されるときは、特に注意が必要です。
HOT-LIPS 4S1P4000 発売開始
当社のオリジナル高性能リポバッテリーにまた新しい仲間が増えました。
「HOT-LIPS 4S1P4000」がいよいよ発売開始になりました。
最近は、ブラシレスモーターの性能も上がり価格も買いやすい値段になってきて4C50クラスの機体の電動機として飛ばされる方も増えてきていて、そんな需要にお答えするように新発売しました。
放電効率で定評のあるHot-Lipsシリーズですのでパワーも十分あり、先日OK模型さんから発売された「YAK54」にお勧めです。
是非使ってみてください。
また、寒さがだんだん厳しくなってきたこの頃ですが、リポバッテリーをお使いの方、リポを使用した後保管するときに、0度以下になるようなところには、おかないようにしてください。
特に飛行後電圧が下がっているリポを車などに積んだままにしておくと夜に温度が下がりそれとともに、リポの電圧も下がってしまい下限電圧を超えてしまいセルが死んでしまうことがあります。
リポを保存される場合は、15度~20度ぐらいのところがお勧めです。
それと、電圧も1セル当たり3.6Vぐらいまで充電して保存しておくことをお勧めいたします。
意外と知らない「モーター・アンプ・バッテリー」の関係
ある日、お客さんから1本の電話が入ってきました。
それは、当社のオリジナルブラシレスモーターの「COOL-SPIN C-3528-0800」を買っていただいた方からでした。
内容は、モーターの詳細ページに書いてる静止推力が出ないというものでした。
詳細ページには、参考データとして、10v(リポ3セル相当)でAPC14X7Eのプロペラを回したときに2000gの静止推力が出ると書いています。
それを見て買っていただいたのですが、お客様が手持ちに某メーカー製のアンプとリポを使用してモーターを回すと1300gの機体と垂直に持ち上がらないとのお話でした。
その時に多分アンプとリポの影響があるかも知れませんとのお話をしたのですが、2000gの静止推力があるモーターがアンプとリポの相性で1300gもの静止推力が出ないほどパワーダウンするとわ思われないとのことで、こちらも掲載しているデーターがモーターメーカーからの報告が来ているデーターを載せているので、実際に計ってみることにしました。
計測に使用した機材は、推力計測:Tahmzoスラストメーター・電流電圧計測Tahmazoワットメーター・アンプ:Tahmazo Pro.C8004-3s・リポ:HOT-LIPS 3S1P4000・回転計:Tahmazoレーザータコメーター2・アンプコントロール:Topmodelサーボドライバー、テストモーター:COOL-SPIN C3528-0800・プロペラ:APC14X7Eです。
実際に回してみると静止推力は、2230gもあります。
電流値は、38.80A・電圧は、満充電のリポでもモーターを回すと電圧が下がるので、10.66Vです。
ここで、なぜこんなにデーターが違ってくるのかと言うと、各社から発売されているアンプに使われているFETチップ等の電気部品の効率のや、リポの放電効率の問題があります。
安価なものは、同じアンペアのアンプでも安いチップをいくつも使っていたりしているからです。
その使用されている一個一個の部品の電気的ロスが重なってくると結局大きな性能差として出てしまうのです。
当社が扱っているMGM社のアンプや、TahmazoのMシリーズなどは、他の同じクラスのアンプと比較すると高価になっていますが、基盤を見てもらうと非常に部品が少なくコンパクトになっているのが分かると思いますが、高性能のチップ使用することによりロスが非常に少なくなっています。
今回テストに使用した、Pro.Cシリーズは、Mシリーズと比較して安価に設定されていますが、その分Mシリーズと比較するとBEC出力等で少し効率が低くなっています。
色々なアンプやバッテリーを使用したことのあるマニアの方ならお分かりいただけるとおもいますが、低価格の物と高価なものでは歴然と差が出てしまうのが電動ものです。
どうしても同じクラスのアンプなら安価なものを選んでしまいがちになるのですが、安価なアンプやリポを使用していて、自分が思っていたよりパワーが出ないと思ったら一度価格的に一クラス上のものを使用してみるのも良いかもしれません。
当社が、オリジナルのモーターやリポを比較的手ごろな価格で提供できるのは、直販をすることによって一般流通にかかる中間マージンがないからですので、安価でも安心して使用してください。
OK模型「レッドバロンGP」フライト編
先日、このブログに書いたOK模型の「レッドバロン」エンジン仕様のフライトを紹介します。
エンジンには、OS「FS52」を使用で、パワフルな飛行を見せてくれます。
RCAW誌のスケールエアーレースのF1クラスでも十分の戦闘力がありそうです。
エアーレーサーらしい90度バンクのレフトターンも高度を下げることなく鋭い旋回からの抜けも良く気持ちよく飛んでくれます。
真っ赤な機体と白い主翼に大きく赤色で書かれた文字のお陰で上空でも姿勢の視認性も良好です。
着陸も安定してスムーズに進入して、引込式のエアーレーサーにありがちな前のめりになることも無く綺麗に着陸します。
現在は、エキジビションレースになっている56クラスのエンジンを搭載すると非常に速い飛びをしてくれそうです。
余計な矢印・・・(;¬з¬)
休みの日に、一緒にいた知人が某RC雑誌を見ていたときです。
突然、ゲラゲラ笑い出したのでどうしたのかと思って聞いたのですが知人は、笑いのツボにはまって涙ながして笑って答えることができません。
普段から、笑いのツボにはまったら止まらない人なので、落ち着くのをまって聞いてみたら、雑誌の記事に掲載してある写真と写真の間にある矢印があまりにも指している場所がベストポジションすぎたのです。
編集を担当した人は、まったくそんなこと考えもしないでただ、記事のタイトルと同じ意味を表すつもりでつけたのでしょうけど、使った写真と写ってる人が悪かったのでしょうね・・・
ラジコンマニアの年齢も最近は、結構高くなってるし気にしてる人も一杯いるでしょう。
そういってる私もいつそうなるか分からないしね。
各誌のカメラマンさんや編集担当者さんちょっと気にしてあげてください。
この矢印をみてしまったら、後で何度かこの雑誌を見てもこのページがやけに目についてしまうのは、わたしだけでしょうか・・・(^_^;)