エンジンメーカーがモーターを発売!

最近は、世界的にいろんな企業がエコ・ECOと色々な取り組みがなされています。
実車も模型もバイオエタノールに取り組んだりしています。

ヨーロッパでは、老舗のエンジンメーカーがなんとブラシレスモーターの発売を開始したのです。
それは、日本では、あまりなじみが無いのですが、当社やTOPMODELフランスがエンジンを取り扱っているチェコのMVVS社です。
45irs こちらのメーカーは、マグネシューム製ガソリンエンジンを開発してみたり。
グローエンジンやディーゼルまで色々なエンジンを生産しています。
特にガソリンエンジンは、始動性も良くパワーもあることから日本にも紹介したくてショップをオープンするときにフランスから輸入をしたものです。
そのエンジンメーカーのホームページを見ているとブラシレスモーターがラインアップされていました。
2013_2014 モーターの形状も独特で一見するとインナーローターのように見えるのですが、アウターローター式モーターの外側にケースを取り付けてあるのです。
こちらの写真のモーターは、小型インドア機などに使用するサイズのものになっています。

6 こちらは中型クラスのモーターグライダーにも使えるもので、内部に冷却ファンがありモーターのクーリングにも考慮したちょっとたのメーカーと違った面白そうな構造になっています。
レッドアルマイトのカラーもお洒落で力強さを表現しているようです。

そういえば実車メーカーも電動カーや燃料電池車の開発もやっているのですから模型エンジンメーカーがモーターを発売してもおかしくは、ないのですが、今年のF3Aの世界大会も電動機が多く出場していたようだったので、これから日本でもエンジンメーカーがモーターを発売する時が来るかも知れませんね。
現在、日本では中国製のブラシレスモーターが大流行なのですが、国産の技術を使ったブラシレスモーターが手軽に使えるようになったらラジコン界もまた面白くなるかもしれませんね。


PHOENIX「タイガーⅢ」

ベトナムのPHOENIX AIRCRAFT MODELS社製「タイガーⅢ」の飛行を見てきました。
この機体は、OK模型さんが輸入し「HIT.Jシリーズ」として新発売になった機体です。
Dsc09933 機体サイズは全幅:1500mm、全長:1250mmと2サイクル40クラスの低翼スタントトレーナーになっています。
透明キャノピーにパイロット人形が搭載済みとなっていて機体色も白を基調に青・赤のラインを取り入れ一回り大きく感じます。

Dsc00055 テスト機には、OS55BEが搭載されていましたが、付属のマウントでは、エンジンのクランクケース幅が広すぎるとのことで一回り大きなマウントに交換されていました。
標準装備のマウントなら46LAまたは、FS52あたりがちょうどのようです。
機体構造から考えると4CのFS52の方が重心がとりやすいようです。
2Cの場合は、ノーズ側に若干のウエイトがいりそうです。
Dsc00049 ちょっとクラシカルなスタイルですが、飛行はとても安定していて、この日も5~6m以上の風が吹くコンデションでしたが対称翼を採用した主翼と大きめの機体で安定して飛行をしていました。
写真でも分かるように垂直尾翼とラダーが大きめになっているのでナイフエッジも難なくこなしてしまいます。
入門機を卒業してスタントに挑戦したいサンデーフライヤーには、手頃な機体でしょう。
ラジコン飛行機の定番のようなスタイリングとシッカリとした作りは気軽に飛ばせる機体に仕上がっています。


OK模型V-PRO「BD-5」の作製VOL9

Dsc09897 メインギアの組立にかかります。
実機は、引込脚になっていますが、本機の場合は、固定式になっています。
メインギアは、白色に塗装されたアルミギアがセットされています。

Dsc09898 タイヤは、スポンジタイプが標準装備になっています。
タイヤにシャフトボルトをとおしてナットをタイヤが回転するぐらいの位置までいれておきます。

Dsc09899 メインギアにタイヤのボルトを通してナイロンナットで固定します。
このときにタイヤ側のナットが供回りしてタイヤが回転しなくなることがあるので、タイヤが軽く回るように調整してください。

Dsc09901 メインギアを取り付ける場所には、前もって爪付ナットが工場で取り付けられているので、その場所のフィルムに穴をあけておきます。

Dsc09902 メインギアを取り付ける場合は、主翼の上半角に合わせてメインギアが成型されているので、前後を間違わないように取り付けます。
前後を間違えると主翼とメインギアの間に隙間ができますので確認してとりつけてください。
主翼の組立はこれで終了になります。

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訃報

先日、ラジコン業界発展に多大なる貢献をされた方の訃報が相次いで入ってきました。
関西では、関西模型クラブ連合会(KMA)の名誉会長である大谷演慧氏です。
大谷氏は、真宗大谷派鍵役でありながら模型をこよなく愛し関西だけでなく日本の模型飛行機の発展にご尽力を測られかたでした。

また、関東ではRCエアーワールド誌でも連載されていた精密図面の松葉稔氏です。
松葉氏が主道して書き始められた飛行機の精密図面が雑誌に紹介されその精密さから世界のスケールマニアから全幅の信頼を寄せられる存在となられ、松田氏の図面を参考にスケール機を自作されたマニアも数多くおられたこととおもいます。

現在ラジコンと言うものが気軽に楽しめるようになったのもこの方たちの影響も少なくないと思います。

ラジコンマニアの一人としてお二人のご冥福をお祈り申しあげます。


電動ダクテッド機って何キロ出るの・・・?

最近は、各社から電動ダクテッド機が色々と発売になってきています。
当社もOK模型さんから発売されている「ミラージュ」「ミグ15」を扱っていますが、一体どれくらいの速度が出るもんなのかと思ってたらOK模型さんがスピードテストすると言うことでお邪魔することにしました。
Dsc04645 先ずは、「ミラージュ2000-10」です。
パワーユニットは、静止推力520gのDF-55 Type2を搭載で全幅545mmの小型機ながら最高157km/hを記録しました。

Dsc09013 続いて一回り大きな「ミグ15」です。
こちらのパワーユニットは、静止推力900gオーバーを誇るDF-69を搭載です。
コロっとした太い胴体の印象なのですがこれが、なんと最高206km/hと驚きの200km/hオバーです。
さすがにスピードガンを持ったスタッフが腰が引けるほどの迫力です。

Dsc09719 最後は、今度発売を予定されている「L-39 アルバトロス」です。
こちらもミグと同じパワーユニットを搭載しています。
機体形状からの印象では、ミグよりもスピードが出そうなのですが、以外や最高180km/hとミグより20km/h遅かったのです。
後で聞いたら機体形状から言うとアルバトロスの方が空気抵抗がミグより多いとのことです。
ミグは、太い胴体なのですが、その中を空気が真っ直ぐ通ってファンユニットに送られ推力として使われるのと機体表面の凹凸が少なく機体からの乱流が少ないために速度が出るとのことです。
しかし、電動ダクテッドファンのジェットスケールモデルなのですがスタイルだけでなく飛びもジェットスケールになっています。
このスピードは、ちょっと病みつきになるかもしれません。