模型飛行機の組立説明書や、「別途購入品」として記載されている「標準サーボ」という言葉。
実は、よくお客様から「どういうサーボのこと?」といったお問い合わせをいただくのです。
確かに、「標準サーボ」があるなら、粗悪品があったり高級品があったりしそうですし(あるにはありますが)、トルクのことなのか、重量のことなのか、「標準」が何を基準にした「標準」なのか、分かりにくいのも事実でしょう。
「標準サーボ」「スタンダードサーボ」とは、一般的に
寸法がおよそ幅20mm x 奥行40mm、(メーカーにより微妙に異なる)トルクが3.5kg程度のサーボを指します。
大体これぐらいが「スタンダードなサイズ」なのですが、「スタンダード」にはもうひとつの意味があります※
それは、「プロポメーカー製であること」。JRPROPO、FUTABA、HITEC、SANWAといった代表的なプロポメーカーが出している、寸法が20mm x 40mm、トルクが3.5kg程度のサーボ。これが本当の意味で「スタンダードなサーボ」というわけなのです。
さらにサイズごとに大体の基準があり、大きいものから順に
スタンダードサーボ
ミニサーボ
マイクロサーボ
サブマイクロサーボ
そして薄型のウイングサーボ(リンク先はすべて「Google」で検索した結果です)
と呼ばれて区分けされています。
TahmazoのTS-1002やTS-1014などは少し特殊で、上記のどれにも当てはめにくく、「インドアスローアクロ機に最適の超軽量ハイトルクサーボ(TS-1002)」「薄翼グライダーや飛行機のエルロンサーボに最適のスリムラインサーボ(TS-1014)」という記載になっています。
他にも大きなくくりで「アナログサーボ」「デジタルサーボ」というものがありますが、これはまた次の機会にしましょう。
上記のさまざまな種類のサーボを色々とご覧いただければ参考になると思いますよ。
※「標準; standard」という用語には、相互運用のための広く合意されたガイドラインという意味が含まれ(Wikipedia「標準化」より)