FLOH VOL3

モーターマウントが、取り付けられたところで次にメカプレートを取り付けてます。

Fl17 このキットには、ベニアの一枚板が入っているだけなので搭載するサーボや取付位置にあわせてプレートを作成します。
今回は、モーターグライダーにするためにサーボは、主翼の下辺りに搭載します。
写真のプレートは、下側に胴体の形に合わせてベニアを加工してつけてあります。
Fl18 出来上がったプレートを取り付けてるのですが、接着剤はエポキシよりスーパーXなどのシリコン系の接着剤の方がしっかり接着できて、もし外したいときなどは、カッターなどで簡単に外すことができるので、最近はそちらの方を良くつかっています。

Fl19 キャノピーのところにもバッテリーを乗せるためにベニアでプレートを作ります。
ここは、プレート自体に高さが入らないので胴体の幅に合わせて切ったベニアの両サイドを少し斜めに削って接着しておきます。

Fl27 メカプレートのサーボの後ろにコントロールロッドのガイドパイプを固定できるようにベニアか厚めのバルサにガイドパイプのサイズに合わせた切込みを入れたものを接着しておいてこれにガイドパイプを接着して固定しておきます。
特に小型軽量のグライダーは、ロッドに細いピアノ線を使うことがあるので、これをしておかないと胴体の中でロッドが歪んでチャンと舵が切れないです。
Fl32 今回は、ラダー機なのでメカ積みはこれで完了です。
この写真は、手前が機首でESC・バッテリー・受信機・サーボの順で載っています。
黒く見えているのは、バッテリーを固定するためのマジックテープです。
今回サーボは、うちの「TMS0605」と同じ大きさの他社のサーボを比較テストのために搭載しています。
ESCは、少し前のMGM社製のものを使っています。

Fl15 これは、尾翼を取り付けるためのタッピングビスを受けるためのベニアを接着しているところです。
この機体は、V尾翼のために尾翼をタッピングで止めるようになっています。
写真は、接着のために上下が逆になっています。

この機体は、サイズの割りに非常に軽量に出来ているのでメカも小型の物が使用できるのでメカ積みはとても余裕を持ってすることができます。


FLOH Vol2

思い切って機首を切り落としたところで、モーターを載せるためのマウントをさくせいします。

Fl9 治具にあわせて3~4mm厚のベニアを切り出します。
ただし、説明書についているマウントの図面は、400クラスのブラシモーターに合わせた図面になっています。
今回はブラシレスを載せるのでモーター取り付けのビス穴は、実際に乗せるモーターに合わせて加工します。

Fl10 切り出したベニアそのままでも良いのですが、補強のためにベニアの両面にカーボンを瞬間で貼っておきます。
後写真には、無いのですがビス穴の片側をビスの頭が出ないようにザグリを入れておきます。
これをしておかないとプロペラハブがビスの頭に当たってしまいます。

Fl11出来上がったプレートを機首の内側から取り付けるのですが、その作業をやりやすくするのと、スラスト角度が解りやすくするために、プレートの中心に合わせてボルトを仮止めしておきます。

Fl12 プレートの接着には、マイクロバルーンを混ぜたエポキシをたっぷりつけて接着します。

Fl13 プレートに着けた接着剤が入らないところに着かないように、気をつけながら機首の内側からプレートを入れます。
後は、エポキシが硬化しないうちにスラスト角度を調整します。
説明書では、ダウンスラスト6度と書いてありますが、ブラシレスモーターを使用するのであればもう1~2度くらい多く付けても良いと思います。
このときに、ドライヤーで少しエポキシを暖めてやると接着面になじんで良いでしょう。

Fl14 機首を少し小さめにカットしておいたので、エポキシが硬化してからプレート面にあわせて、サンディングペーパーを使って削って仕上げればモーターマウンド部分は、出来上がりです。
それと、写真でもおわかりだと思いますが、ネジ穴のほかにモーターの冷却のための空気穴を開けるのも忘れないでください。

このあたりの、加工をするのにルーターがあると非常に楽に加工できるので良いと思います。


FLOH

先日のEZCUPの電動グライダー部門に参加のために制作した「FLOH」の製作過程を紹介します。

この機体は、4~5年ほど前にOK模型が、チェコより輸入販売していたARFのグライダーキットです。

Fl1 キットの内容は、グラス製の胴体とバルサリブ組みオラカバ仕上げのV尾翼のサーマルグライダーで、エルロン無しのラダー機になります。
現在では、グラスファイバー製の胴体の機体は珍しくないのですが、発売当時では、珍しいキットです。

Fl3 この機体は、基本的にはピュアグライダーのために電動グライダーにする場合は、機首の部分を加工しなければなりません。
加工したことのない方には、少し難しく感じるかもしれませんが、やってみると意外と簡単に加工することができます。

Fl7 このキットに入っている組み立て説明書は、電動グライダーへの加工の仕方が書いていて、機首を切り取る部分の治具とモーターマウントの図面が印刷してあるので、それをコピーをとって厚紙などに貼り付けて治具を作ります。
写真は、治具を機首の部分にはめて切り取るところの印を付けている所です。

Fl8 印を付けたところを、シャークソーやルーターを使って切り取ります。
始めは、この切り取る作業がもし失敗したらと抵抗あるかもしれませんが、そんな方は少し小さめに切り取ってから後で削って調整しても良いでしょう。

グラスファイバーを削ったり切ったりする場合は、できたらゴム手袋などをはめて、削った粉が直接肌に付かないようにしてください。
樹脂で成形したグラスファイバーの粉は、肌に付くとガラス繊維が刺さるのかチクチクしたり痛がゆかったりします。
もし、肌に付いたときは擦ったりせずに水道の流水で洗い流すようにすると良いでしょう。
特に、夏の時期は半袖などで肌を出していることが多いので注意して作業してください。

あ~思い出したら痒くなってきた・・・


EZCUP

23日に開催予定のEZCUPのために、セダクションを頑張って製作してきたのですが・・・

Ez14 ←これは、大会前日までの会場の関西模型飛行場の大会前々日の様子です。
先週来からの全国的な豪雨のために、宇治川の天ヶ瀬ダムの放水量が毎秒840tという大量放流のために宇治川の増水で2mもの水深になったしまったのです。

Ez1 当日は、何とか水が引いたのですが、滑走路のアスファルトを外れた草地のところは、まだ田植えが出来そうなくらいの水溜りがあり草だと思ってうっかり着陸したら、即飛行機が水没してしまう状態なのと、雨が降ったりやんだりでいつまた強く降ってくるかわからないので結局大会自体は中止になってしまいました。

Ez6 しかし、エントリーの選手が今回は延べ70名という過去最高の人数になり、当日会場にもほとんどの参加者が来ていたので、大会自体は中止になりましたが、自由飛行会及び懇親会とすることになりました。
午前中は、電波管理をしながら参加者が自由に飛ばしていました。

Ez8 EZCUP名物の冷やしうどんも午前中から用意をして自由に食べられるようにしてありました。
夏の暑い大会には、このメニューはとても嬉しいですね。
今回は、なんと100食分も用意していただき全員お腹一杯食べることができました。

Ea4 お腹も膨れたところで、雨もそんなにきつくなくせっかくなので有志で参加でチームタッチ&ゴーを行うことになり7チームが参加することになりました。
写真は、名古屋のチームがトライしているところです。

Ez10 最高回数は、さすが去年のディフェンディングチャンピオンです。
こまたん・とむたん・ひでたんチームの38回(3分間)でチャンピオンの意地をみせていました。

Ez12 2位は名古屋チームの37回(やったかな?)でしたが、まあチャンピオンチームは、主催者側のため優勝賞品こちらに贈呈されました。
ちなみ賞品は、「トランザム」が3機です。
さすがメーカー太っ腹です。・・・/(^◇^;)ヨイショっと!

Ez11 3位は、なんと我が近江チームの即席3人組が18回という快挙をそれも機体が、30クラスのエンジン機・電動スポーツ機・電動EPP機というバラバラの組み合わせにもかかわらずで、みんなびっくりでした。
賞品の帽子を被ってご満悦のカミュー・萬ちゃん・ホープさんでした。

電動グライダーも有志参加で滞空競技を行うことになりました。

Ez7 私も「Floh」で参加してきました。
これは、4,5年前にOKさんが輸入販売していたチェコ製のピュアラダー機ですが、これをモーターグライダーに改造したものです。
この製作過程も後ほど紹介する予定です。

決勝まで残ったのですが残念ながら、スタート前のメカチェックのときに、比較テストのために載せていた他社のサーボが故障し、ひょっとしてと思って持って行っていた「TMS0605」に載せかえるのに時間がかかったため決勝をリタイヤしてしまいました。

まあ、おかげで自社のサーボの性能を改めて確認することが出来たのですが・・・

今回の大会中止は、残念でしたが1日楽しく過ごせることができました。

まだ、競技会に参加したことが無いといわれるかたも、この競技会は、とても気軽に参加できる種目になっているので、是非参加してみてください。


最終段階

メカ積みも最終段階に入ってきました。

Seda109 バッテリーは、当社の新製品の「Hot・Lips 3S1700」を使用することにしました。
本来メーカー指定は、2100mAhになっていますが、このバッテリーは20C放電が可能でバースト値も25Cになっているので、1700mAのバッテリーなら20Cで34Aまでだせますから十分余力がもてます。
本当は、1300mAを使おうかとも思っていたのですが余裕を考えて1700mAにすることにしました。
Seda110 バッテリーには、コネクターが付いていませんので先ずコネクターをつけることにします。
コネクターには、一般的な3.5mmのゴールドコネクターを使うことにしました。
コネクタを電源ケーブルに半田付けするときにこのクリップつきの台を使Seda111っています。

これは、ホームセンターなどで購入することができます。
全部金属で出来ているので、半田付けをするときに全体がヒートシンクの役もして、余分な熱を逃がしてくれるのでケーブルや部品が熱でひずんだりすることも少なく、押さえる角度も調節ができるので結構重宝しています。

Seda112 このように、バッテリーにゴールドコネクターを半田付けをしてコネクターに、絶縁のためのシュリンクチューブをかけておきます。
また、オスのコネクターの部分にはシリコンの燃料チューブを適当な長さに切ってはめておくと誤ってショートさせてしまうことがなく良いでしょう。
Li-Poバッテリーは、デリケートなバッテリーなので付属の説明書を良く読んで、安全に使ってください。
Seda113 バッテリーの裏面にマジックテープをつけておきます。
これで、機体にバッテリーを搭載したときに固定しやすくなります。

Seda114 機体側のバッテリーを固定するところにもマジックテープをつけておきます。
私は、こちらにテープの固いほうをつけるようにしています。
また、テープを付けるベニア板にも低粘度の瞬間を流して表面を固めておくとテープの粘着面がしっかりつきます。

Seda115 これで、メカ積みが完了しました。
重心位置も設計図のしてい通りにピッタリあいました。
このバッテリーを使って正解のようです。

Seda117 やっと、完成です。
プロポの設定もしました。

もちろん、エロリン百回もね・・・(*^▽^)ノ彡☆ばんばん!

後は、お天気がどうなるのか・・・

あっ! モグラ(電動グライダー)がまだやった _| ̄|○