APCプロペラのシャフト穴がずれて開いてるんですけど?

APCプロペラを使い慣れているかたなら、ご存知かも知れませんがAPCプロペラに初めから開けられているシャフト穴が中心よりずれていることがあります。
これは、製品の製造不良ではなくメーカーは、下穴程度にしか考えていないからです。
APCプロペラは、高圧インジェクション成型と言う製造方法で成型されていて、樹脂を型に流し込む為の入り口がハブの中心にあるために成型後にその部分にドリルで穴を開けています。
エンジン用プロペラの場合は、わりと中心に開けられているのですが、電動用EペラやSFペラなどは中心からずれているものがよくあります。
そこで電動用プロペラには、スペーサーが付属しています。
Prop_spacer_11 実は、APCプロペラは、上図のようにプロペラハブの裏側のハブ穴が正確に成型さていますので、付属しているプロペラスペーサーをはめ込んだ状態がハブ穴の本当のセンターとなります。
ですから、使用されるプロペラアダプターやエンジンシャフト径より初めに開けられている下穴を少し大きめにしてプロペラスペーサーをはめ込んでプロペラを取付けると正確にセンターを出して取付けられます。
しかし、エンジン用プロペラについては、下穴がほぼ中心に開けてあるためにメーカーがプロペラスペーサーを付属していませんでした。
そこで、APCプロペラをメインで輸入されているOK模型さんからエンジン用プロペラにも使用できるプロペラスペーサーを発売開始されました。
Prop_spacer_02 こちらは、使用するペラとエンジンのシャフト径に合ったものを選んで、プロペラのハブ穴に入れて使用するとより精度の高い芯出しができます。
このプロペラスペーサーは、アクリル樹脂を高精度でレーザーカットされています。
プロペラバランサーで重量バランスをとったプロペラにこのスペーサーを使用して芯出しすることによりAPCプロペラの本来の高性能を発揮することができ、また振動も低減されます。