DX スロットルアーム

今回ご紹介するのは、先日新発売になりました
Kickit DX スロットルアーム (16mm)
Kickit DX スロットルアーム ショート(7mm)です。

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左が、Kickit DX スロットルアーム ショート(7mm)
そして右がKickit DX スロットルアーム (16mm)
この2つはDLEエンジンに使用できるスロットルアームです。

しかしなぜ、高さに差のある商品が出たのでしょうか。

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こちらが装着例なんですが・・・
DLEエンジンをお持ちの方でしたら、あれ?と思われたかもしれません。

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これが元々のDLEエンジンのチョークアーム(①)とスロットルアーム(②)
です。

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こちらをもう一度見て下さい。チョークアームに使われているのが
Kickit DX スロットルアーム ショート(7mm)なんですが、
コントロールロッドの取付穴までの距離が、元々付いているチョークアームより長いですよね。
これだけでもチョークの取り回しが良くなりますが、
こうしておいて、さらにスロットルアームにKickit DX スロットルアーム (16mm)を併用することで、チョークアームとスロットルアームの干渉が解消されます。
つまり、ダブルで使えばチョークとスロットルの取り回しがダブルで格段に向上するんです。

元々付いているスロットルアームはビスを外せば簡単に外せますが、
チョークアームは、真鍮製の軸でカシメてあるので簡単には取れません。
ヤスリで軸の先端を削って外してもいいですし、アームに金鋸で切込みを入れて、
ペンチで剥ぎ取るようにして取り外すといいでしょう。

また、コントロールロッド取付穴はホーン取付孔の中心から14mmと17mmの2カ所にあり、ボールリンクなどの取付に便利なようあらかじめM2のタップが切ってあります。

また、ホーン取付孔の内径が4.85φですので、DLE以外のエンジンにも使用可能です。

ちょっとしたパーツではありますが、いろんなモヤモヤをすっきり解決してくれますよ。

 

 

 


職人直伝のサンディングブロックはいかがですか?

バルサキットを作っているけど、道具がイマイチ・・・。
例えば、サンディングブロック。
やっぱり、ちょうどいい大きさのものが、売ってない。

そんな方のために、一番使いやすいサンディングブロックを作りたい!
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そんな思いから生まれたのが、このサンディングブロック。
手に馴染む大きさで、力が入れやすく、使い勝手は抜群です。

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今回トップモデルJapanが新発売するのは、この「TOPMODEL サンディングブロック」。
良質なベニヤ板を、丁度良い大きさにカットし、ピッタリサイズのサンドペーパーをセットにしました。

サンドペーパーは、#120と#240の2枚セット。

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もちろん、裏面全面に両面テープが貼ってありますので、
#120と#240それぞれはくり紙を剥がして、ベニヤのブロックの両面に貼り付けるだけでOK。
そうすることで、#120で荒削り、#240で仕上げと、これ一本でサンディングが完了します。

今回とにかくこだわったのは、その大きさ。

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バルサキットを作るのに、絶対欠かせない工程のひとつ、「主翼の前縁の整形」。
小さいサンディングブロックでは、凸凹がなかなか取りづらく、綺麗なラインが出せません。
このようなサイズのサンディングブロックでなら、均一で美しいラインの主翼前縁が整形可能です。


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また、こちらもよくある工程、「主翼接合面の整形」。
小さいサンディングブロックで、主翼の接合面を「まっ平ら」にするのは至難の技です。
接合面をまっ平らに面出ししなければ、接着不良や上半角が変わるなどの不具合に繋がります。

このように、サンディングブロックの大きさ一つで、
完成する飛行機の性能が違ってくると言っても過言ではありません。

TOPMODEL サンディングブロック」は、もっともベーシックでありながら、
どんなバルサキットの製作にも不可欠で、最も使いやすい大きさ
に設定しました。

長年に渡って完成機を作り続けてきた職人にご指導いただき、
「よっしゃ!」と太鼓判を押してもらえた商品です。

あなたの次の愛機製作のお供に、是非、お一つどうぞ。

 

 

 


Tahmazo ユニバーサルピニオン抜き

今回は、モーターシャフトにはめ込まれたピニオンギアなどを抜くのに便利な、
Tahmazo ユニバーサルピニオン抜き(「ピニオンプーラー」ともいいますね。)
を実際に使ってみようと思います。

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手近にあったモーターで、チャレンジです。

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Tahmazo ユニバーサルピニオン抜きには、
0.9mm、1.9mm、2.9mmの3種類のシャフト押しピンが付属していますので、
モーター軸径1mmから6mmまで幅広く対応できます。これが便利なんですよね。

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ピンは、付属のイモネジと六角棒スパナで超簡単に交換できます。
今回のモーターはシャフト径が2mmでしたので、
3本のうち真ん中の太さ、1.9mmのピンを使用しました。

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※イモネジの締めすぎに注意してくださいね。
固定ではなく、あくまでも抜け止めです。

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では早速、プレートをギアとモーターの間にはめ込んで

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本体の溝にスライドさせて

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クルクルっとピンをシャフトに向けて下ろしていきます。

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ピンとモーターシャフトの中心があうように、慎重にあわせます。

 

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合わさったら、慎重に、時々ピンやシャフトを確認しながら
レバーをまわしていきます。ピンがシャフトではなくギアに引っかかっていると、
いくら回しても抜けませんので、必ず確認しながら作業して下さい。

回す時の感覚は、
ワインのコルクを抜くようで、ちょっと気持ちよかったりします。(笑)

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シャフトもギアも傷つけることなく、無事にピニオンギアを抜くことができました。

ただ、このピニオンギア、
シャフト径やギアの材質、シャフトとギアの接点が錆びている、などなど、
色々な要因により、ものによっては、抜けにくい、また抜けないものもあります。

そんなモーターにコレを使っても、どれだけ力を入れても抜けなかったり、
ピンが曲がってしまったり、最悪折れてしまうこともあります。

ですから、お手持ちのモーターの状態をよくチェックされてから、また作業時には慎重に作業なさって下さい。

ちなみに、取扱説明書は、こちらからもご覧いただけます。
また、交換用のピンのセットも販売しています。
Tahmazo ユニバーサルピニオン抜き用 替ピンセット

ちゃんと使えば、いいシゴトしてくれるヤツですよ。
ぜひ、あなたの工具箱に仲間入りさせてあげて下さい。

 

 

 


ABスピンナー

今回は、長年にわたるロングセラー商品、ABスピンナーの特長をご紹介しようと思います。

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OK模型が設計した「ABスピンナー」は、38mmから102mmまで10種類の大きさがあります。
色も白、黒、赤、黄にカーボン柄、クローム(89mmのみ)と6種類。
全42種類(在庫なしも含む2013年末時点)のラインナップです。

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その最大の特長は、「ABスピンナー」の商品名の由来にもなっている、
(AB=)アルミバックプレート。
削り出しで、センターには両面にすべり止め加工が施されています。

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この様に、一部の肉厚が少し薄く作られていて、
プロペラに合わせてスピンナーコーンを削りやすくなっているのも特長です。

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そして、重要なのが、これ。先端のごく小さいバリです。
これがセンターにあるということがミソです。

スピンナーはその名の通り高速で回転するものですので、
スピンナー自体の重量バランスがとれていないと回転中、つまり飛行中にブレてしまい、使い物になりません。
このバリがこの位置にあるということは、この位置から射出成形されたという証であり、

つまりこれが、バランスの良いスピンナーの第一条件、ということです。
そんなトコ見たこと無かった!という方は、覚えておいて損はありません。

少し話が逸れてしまいましたが、このABスピンナー、自信を持って、オススメします。

 

 


タイプR?

ロングセラーのABスピンナーには、57mmサイズにのみ、
「タイプR」という商品が存在します。

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こちらがその、PILOT ABスピンナー タイプR 57mm 白

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同じサイズのABスピンナーPILOT ABスピンナー 57mm 白と比べても、
外観だけではバックプレートの色の違いでしか見分けがつきません。

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そのバックプレートが、色以外にどう違うのか、見てみることにします。

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まず、ノーマルタイプ。

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そして、タイプR。肉抜き部分が斜めに削られているのがお分かり頂けますか?

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もちろん、裏面も削られています。
このバックプレートがスピンナーと一緒に回転し、ファンのような働きをして
エンジンやモーターに風を強制的に送り込むによって、
冷却効果が上がるというわけですね。

ただ、中央部分の滑り止め加工がタイプRにはありませんので、
滑り止めにPILOT グリップワッシャー Sなどを使用する必要があります。

では次回は、ABスピンナーそのものの特長をご紹介しようと思います。