リンケージ作業の基本、Z曲げ。
どうやってやるの?なんて今さら聞けない・・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
以前、ここで一度ご紹介しましたが、今見てみると、やっぱりちょっと分かりにくい気がします。
PILOT スーパーベンダーZ2という便利な工具もあるのですが、
取り付けたいコントロールホーンが薄い時や、小さいZ曲げを作りたいときに、身につけておいた方がいいと思いますので、改めてご紹介します。
いろいろな太さのピアノ線(左から0.8mm、1.0mm、1.2mm、1.6mm、1.8mm)と、
PILOT スーパーベンダーZ2、そしてどこにでもあるペンチ。
ご紹介するのは、小型の電動グライダーなどによく使われる0.8mmの細いピアノ線を、ペンチでZ曲げする方法。
まずその1が
予めZ曲げしておいて、胴体のガイドパイプに通すときに使う方法です。カットする必要がないので、ロスが少なくて済みます。
そして、次にご紹介するその2が、位置決めしてから曲げる方法です。
1回目に曲げる場所を、サーボホーンやコントロールホーンの穴位置に合わせてマジックなどで印をつけてから曲げて、位置を決めます。
どちらの方法も、2回目に曲げる時、ホーンの厚みよりほんの少し長めに曲げるようにすると、無駄なテンションがかからず、かつ、スムースな動きができるZ曲げになります。
この方法は、太いピアノ線にも使える方法ではありますが、ピアノ線が太くなるにつれ、必要な力も増え、位置決めも難しくなります。
また、尾翼のコントロールホーンにつないだ後に、胴体の中のサーボに位置決めして曲げなければいけない時などには、角度的に辛い作業になります。
そういう時には、やっぱりPILOT スーパーベンダーZ2のような工具があると重宝します。
次回は、その特徴や使用方法をご紹介します。
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