「MINUS ACRO」の製作 14

尾翼側のリンケージをします。
Dsc08127 尾翼側は、指定の位置に補強ための1mmベニアの三角材を接着してそこにカーボンロッドを図面の寸法を参考にカットして接着します。
それにシュリンクチューブを使ってプッシュロッド用のピアノ線をつなぎます。
説明書では、ライターでチューブを縮めるようになっていますが、機体を焼いてしまう可能性がありますので、半田ゴテを使ってチューブを縮めてそれに瞬間を少量流して固定しています。
Dsc08126 エルロンサーボは写真のように動翼体内に1個搭載してサーボホーンが左右に出るように取付けます。

Dsc08129 エルロンも尾翼の動翼と同じように補強用の1mmベニアを接着してカーボンロッドを立てておきます。

Dsc08134 それに先ほどのようにシュリンクチューブでピアノ線を取付けます。
ピアノ線側にもカーボンロッドを適当な長さに切っていれてあります。
サーボホーン側のピアノ線は、L字に曲げてサーボホーンの下から差し込んでおきます。
これは、本機の主翼を左右2分割に分解するときに取外しやすくするためです。
左右の主翼は中央でタッピングビスで固定してあります。
これで、リンケージは完了ですが後でロッドの長さの調整が出来ないので、ニュートラルをしっかり確認してリンケージしてください。


「MINUS ACRO」の製作 13

機体が完成したところで、メカを搭載します。
Dsc07862 超小型の機体なのでメかも小型の物を使用します。
サーボは、TahmazoのTS-1002がピッッタリでラダー・エレベターで2個・エルロンが1個の計3個を使用します。

Dsc07864 サーボマウントは、1mmベニアで出来ているのですが、サーボを仮に合わせているときに誤って細い部分で折ってしまったので、薄いキュアカーボンシートで補強しました。

Dsc07866 サーボを先にマウントに固定してからそのマウントを胴体に接着します。
先にマウントを接着してしまうと1個のサーボが取付できなくなりますので、注意してください。
サーボが少し斜めに搭載されますので、ユートラルの位置が写真のようになります。
サーボは、マウントが薄いのでビス止めではなく、サーボの耳のところに薄くシリコン系接着剤をつけて固定しました。
Dsc07867 リンケージは、シュリンクチューブを使用する独特の方法で、一旦サーボホーンを外して、付属のシュリンクチューブにサーボホーンを入れ、プッシュロッド用のピアノ線だけでは、細すぎるので6mm程度に切った付属の2mmカーボンロッドを一緒にいれシュリンクを縮めます。
ただ、縮めただけでは、外れることがあるので、極少量の瞬間をホーン側とピアノ線側のシュリンクチューブの端から染込ませておきます。


青春テケ・テケ・テケ・・・

「テケ・テケ・テケ・・・」と聞いて何を想像しますか?
若い人は、分からないでしょうけど、40代後半以上の歳のかたなら分かる方もいますよね。
昔、中学生の頃母親にギターを買ってもらって、陽水やかぐや姫の曲でフォークソングを練習して、キャロルや宇崎竜童にあこがれてエレキギターを買ってもらって、練習の手本にするのが、そうこの「テケ・テケ・テケ・・・」なんですよ。
ここまで書くと想像つきますよね。
そうです「ザ・ベンチャーズ」ですよ。
この間、久しぶりにコンサートに行ってきたんです。
それも「ベンチャーズ」のコンサートです。
えっ!まだ活動してるのかって・・・
そうなんです、ことしで来日45周年なんですよ。
Bitmap0 昔は、メンバーもこんな感じで、20代後半位の年齢なんです。
それから45年した現在、初期のオリジナルメンバーで唯一変わっていないドン・ウィルソンは、74歳になってまだ現役です。

Bitmap1 会場のお客さんの年齢もそれに比例して、50代~60代の方が中心で一見すると演歌のコンサート会場と見間違えそうな感じです。
でも、さすがに天下のベンチャーズで会場は、ほぼ満員状態で、演奏が始まると観客もノリノリになってきます。
わたしも、この歳になってやっと念願の生ベンチャーズが聞けて嬉しかったのですが、隣の席の60代のおじさんが、感激して涙流しながら聞かれてたのが印象てきでした。
途中で、手拍子をする場面があったのですが、なぜか会場全体がもみ手になってるのが・・・(;¬з¬)


「MINUS ACRO」の製作 12

フィルム貼りが終わったら、エレベーターやエルロンの動翼を取付けます。
Dsc07855 尾翼にエレベーターを取付けます。
ヒンジは、テープヒンジを使用しました。
テープヒンジを貼る場合は、写真のように動翼の裏側から先にテープを貼ります。

Dsc07857 裏を張ったらエレベーターをもとに戻して表側を張ります。
こうすると尾翼と動翼の間に1mm程度の適度な隙間が出来て動きがスムーズになります。
尾翼とエレベーターの間隔をキッチリ詰めてヒンジを貼ってしまうとアップ側には、動いてもダウン側の動きがキツクなることがあります。

Dsc07859 主翼のエルロンも尾翼と同じ要領で取付けます。
ただし翼端から2cm位内側から貼らないと端から貼ってしまうとエルロンの形状で動きにくくなります。

Dsc07860_2 出来上がった尾翼を歪まないように接着して機体の製作は、完了です。


「MINUS ACRO」の製作 11

Dsc07838 主翼と同じような要領で胴体もフィルムを張ってゆきます。
胴体は裏・横・上面の順で作業をおこないます。
特に機首の部分が3次曲面になっているので、熱を加えて引っ張りながら貼って行くと良いでしょう。

Dsc07852_2 キャノピーの部分は、色を変えてみました。
こちらは手持ちのオラカバのシルバーを使用しました。

Dsc07850 主翼にカンザシ受け用のアルミパイプを取付けます。
アルミパイプの周りにエポキシをつけて差し込みます。
アルミパイプは、両翼分が1本になっていますので、シッカリおくまで差し込んで不要な部分を切断します。

Dsc07851 切断したアルミパイプが中央部分からはみ出さないようにヤスリなどで削っておきます。
このときに、削ったところにバリが出来てカーボンカンザシが入らない場合がありますので、カンザシを差し込んでみて、入らない場合は、リーマーなどで調整をしおきます。
この作業は、フィルムを貼る前に行っても結構です。

Dsc07853 これでフィルム貼りが完了です。
V尾翼の接着には、専用の治具が付いていますので、それにあわせて接着するようになっています。