PILOT ステンレス製へら

今回取り上げますのは、最近当店でブーム?になっているPILOTステンレス製へです。

この商品、形からも思い浮かびますが、エポキシ接着剤の混合、スーパーモデルパテの塗布と仕上げ、塗料の混合などに無くてはならない工具です。

長さは185mmと、写真のようにボールペンより少し長く、ちょうど持ちやすい大きさで、握りの部分にはすべり止めのローレット加工が施してあります。

先端の「へら」の部分は、両端で形が変わっています。

片方は長方形に近い形で、長さ30mm、幅6.5mmです。厚みは先端で1mm、付け根で約1.3mmになっていました。

エポキシを練るのはもちろん、パテなどを平らに伸ばして拡げるのに適していますね。
この手の作業に木片や棒材を加工したヘラやつまようじなどを使っているあなた、このヘラを使えば驚くほどきれいに、簡単に作業が出来ますよ!

もう片方は先が尖った形になっています。
細かい部分の作業に使うのには便利な形で、店主は胴枠と側板のコーナーにエポキシ接着剤を埋める時などに重宝しています。
そこそこ長さがありますので、奥まったところでの作業にもうってつけです。

ところで、ここまでは「へら」のごく普通の使い方なんですが、全く違った使い方があるのをご存知ですか?

それは、コネクタハウジングの分解に便利、というより無くてはならないツールなんです。
写真の左側、PILOT延長コードの黒いコネクタをカラーのサーボコネクタハウジングを使ってカラー化する際に必要なツールで、あると無いとでは大違いという事なんです。

どういうことかと言いますと、コネクタハウジングのメス側は写真の左側のように、ピンの出たコネクタと四角いハウジングとで出来ており、コネクタがハウジングの中にぴったりとはめ込まれているんですね。
このハウジングは簡単に抜け無いような構造になっているんですが、このステンレス製へらを差し込むことでうまく、簡単に抜けるんですよ。
この作業については、過去の当店ブログで詳しく説明させて頂いていますので、興味のある方はそちらもご覧ください。

このPILOTステンレス製へら、シンナーやアルコール、アセトン等の溶剤に溶けたりしませんし、もちろん錆びませんので、ずっと永くお使いいただける一品です。
まだお持ちでない方はぜひ一本、お手許に置いておかれる事をお勧めします。