ジャスミン箱開け 1(主翼編)

当店前の歩道の木々の葉がきれいに色づくとともに、爽やかな日々が続くようになって来ました。

こんな時こそ、澄み切った青空にグライダー!という事で、本日から2回にわたってOK模型の新製品「ジャスミン」を、ご紹介させて頂きます。

「ジャスミン」は翼幅1910mmのモーターグライダーです。

この翼幅2m前後のグライダーは性能も良く、そのうえ持ち運びにも便利で手軽、という事で人気が高く、多くの機種がひしめく激戦区?なんです。

そんな中で、「ジャスミン」のウリは、メーカーの宣伝文句にもありますが、「ハイアスペクトで前縁に直線部分が全く無い完全な楕円翼」だと言う事です。

楕円翼は空力的に優れていることはよく知られていますが製作が難しく、特に量産するARF機では手間がかかって大変なので、あまり見かけないのだと思います。

そこで、今回はまずその主翼を見てゆくことにします。

まず、これが主翼を構成するパネルです。
ご覧の様に中央翼、左右の外翼、左右の翼端と、全部で5枚のパネルに分かれています。
白い中央翼にはフラップが、オレンジと黄色の外翼パネルには白いエルロンがついています。
また、赤い翼端パネルにも白い部分がありますが、これは単なる色分けだけで動翼ではありません。

中央翼、外翼、翼端を並べてみました。
こうして見ると、この主翼の最大の特徴である、ハイアスペクトで前縁に直線部分が全く無い、完全な楕円翼というのが良くお判りになるでしょう。
この翼は、組立て時に外翼と翼端は接着してしまうのですが、白い中央翼と外翼は接着せず取り外し式になっていますので、完成後の主翼は3つに分割する事が出来ます

中央翼を見てください。
前縁部分が端から端まで全体にカーブしているのがお判りでしょうか。
これは決してカメラのレンズの歪みではありません!(^^)!
このカーブが外翼、翼端へと滑らかに続いて完全な楕円翼になるという、なかなか手間のかかる凝った造りになっています。

フラップはOK模型のグライダーに多く採用されているワンピースタイプです。
こうする事でフラップサーボが一個で済む=6チャンネルプロポが使えるというのと、面倒で難しい左右フラップのミキシングが不要なのでフラップ付きグライダーの入門に最適、と言う事になる訳ですね。

最後に主翼の断面、翼型を見たところです。メーカーの言葉を借りますと、これまで世に出した多くのOK模型製グライダーから得たノウハウの詰まったこの薄い翼型こそが浮きと進入性のカギという事だそうです。もちろん、国産ならではの、ピンと薄く仕上がった後縁も健在です。

次回はジャスミンの胴体を見て頂きますが、ここでお知らせです。

当ショップでは現在ジャスミンDX、ベーシック共に品切れが続いています。
皆様には大変ご迷惑をお掛けしていますが、来週末には追加入荷の見込みです。
お待ちのお客様は今しばらくご辛抱いただきますよう、お願い致します。

もう一つのお知らせは、受注生産品のジャスミン メカ搭載済完全完成機を新しくラインアップに加え、本日よりお申し込み受付を開始したことです。受注生産品かつ、品薄商品ですのでお早めにご予約いただければと思います。